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ココカリ心理学コラム

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心理屋としての考え、私見も混じります。自分自身の整理と、人々のメンタルヘルス保全のために。/心理学/臨床心理学/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/…
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#私の仕事

心理検査では見えないもの、高齢者デイケアで見えてくるもの|ココカリ心理学コラム

認知症疾患医療センターの指名を受けている心療内科で、私は心理士として働いている。業務内容…

心理カウンセリングの効用|ココカリ心理学コラム

心理カウンセラーとして世に立ち、早3年が経とうとしている。これまでにおそらく400名ほど担…

未然にメンタル不調の芽を摘む試み|ココカリ心理学コラム

都心のメンタルクリニックには、適応障害やうつ病で苦しむ患者さんが多く来院する。職場の人間…

回避行動は一時凌ぎ〜強迫症に対する暴露療法(エクスポージャー)|ココカリ心理学コ…

強迫症または強迫性障害をご存知でしょうか。強迫症は、きわめて強い不安感や不快感(強迫観念…

研究論文に着手する|ココカリ心理学コラム

大学病院での勤務が2年目に突入した。初年度は心理士の基本業務すらまともに出来ない惨めさを…

森田療法から回復への手順を考える、主に臥褥期について|ココカリ心理学コラム

「臥褥期」この漢字、読めますか?ちなみに私は読めませんでしたよ。「がじょくき」と読みます…

御年80歳の方が死の不安を口にしたとき、私はどう反応したらいいか解らなくなる|ココカリ心理学コラム

認知機能検査のテストバッテリーで、高齢者用うつ尺度(Geriatric Depression ScaleーGDS)をよく使う。抑うつ状態を測る検査なのだが、"生きていても仕方がないと思うことがあるか"とか、"今生きていることが素晴らしいか"など、死を匂わす質問項目が入っている。人によって反応は様々だが、中には明らかにトーンダウンする人もいる。御年80歳の方が死の不安を口にしたとき、私はどう反応したらいいか解らなくなる。 高齢者にとって死は他人事ではない。死は明日にも訪れるか

同じ心理面接でも目的が変われば別物になる|ココカリ心理学コラム

「心理面接」とひとことに言っても様々な形がある。相談主や目的が変われば、もはや別物と言っ…

俺か、俺以外か。|ココカリ心理学コラム

電車を待つ地下鉄のホーム。目の前にCHINTAI×ローランドの大看板が鎮座している。「俺か、俺…

臨床心理士になりました。|ココカリ心理学コラム

「臨床心理士」を初めて意識したのは17歳の頃。それから27年の時を経て、ようやく辿り着くこと…