自己中心的な人からの被害に直面している際の対処法

 自己中心的すぎる人、私利私欲のために人を陥れる人、自分の評価を上げるために同僚や部下を悪く評価する人、共同作業を自分だけの手柄にする人、自分のちょっとしたミスを隠蔽しようとする人、などなど、信じられない事をする人もいるものです。

そんな人が身近にいるとしんどいですよね。特に職場で近い距離にそんな人がいる場合、どうすれば良いでしょうか。

距離を取る

相手との関係がストレスになる場合、その人と距離を置いてみましょう。家族や同僚などの場合に距離を置くことはなかなか困難かもしれません。でも、少しの工夫で関わる時間を減らすことが出来ます。その方法は、例えば職場の場合、業務中の関わりは最低限にし、休憩時間は一人で過ごすようにする。敢えて自分の休憩時間に用事を入れてみたり、一人で外食したり、誘われたら用事を作って断ったり。断ることに罪悪感を感じる方も中にはいますが、全ての人と良好な関係を築く必要はありません。相手を変えようとするより、自分自身を守る行動を優先することが大切です。

自分の心を守る

大切なのは自分自身の心の健康を守ることです。自己中心的な 人や他者を利用するような人との関わりは、あなたの感情に大きな負荷をかける可能性があります。相手の言動によって自分が傷ついたり、自分には価値がないと感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、そのような自己中心的な相手の行動は、あなたの価値とは無関係だと覚えておきましょう。自分の価値を相手の行動によって判断しないように強く意識すること、自分自身を強く持つことが重要です。

自分と相手との境界線を設定する

相手との関係で、許容範囲や限界を明確にすることも対処法の一つです。自己中心的な人や他者を利用する人は、他人の時間やエネルギーを奪うことがあります。そのため、自分が相手をどこまで許容できるか、明確な境界線を設定しておきましょう。設定した境界線を越えようとする場合は、それ以上関わらない。離れる。そう決めておくことで少し心が楽になります
その境界線は、自分自身の中で「ここからは関わらない」「ここからは手を貸さない」「これは自分でしてもらう」「これ以上言われたらもう関わらない」など強く設定して対処することもできるし、具体的な言葉で自分の気持ちを伝えることでも設定できます。
 例えば、「私はそう言われるのは辛いです」「ここからは自分でして欲しいです」などど具体的な言葉で伝えます。ただ、そういう相手は陰で事実を歪曲させたりするので、言葉で伝えない方が賢明な場合もあります。また、伝える場合は必ず第三者がいる前で伝えるようにしましょう。第三者がいる前で会話することは自分の身を守る上でかなり重要です。

相手の背景を理解する

自己中心的な人や他者を利用する人にも、その人なりの背景や理由がある場合もあります。例えば幼少期に親に認めれもらえなかった、などの満たされない思いを抱えているのかもしれません。その自己中心的な行動がどこから来るのかを理解することで、あなた自身が感情的に巻き込まれず冷静に対処できるようになるかもしれません。
相手の背景を理解することすら負担になる場合は、無理に理解しなくて大丈夫。その人を無理に理解する必要はありません。

助けを求める

自分一人で対処が難しい場合、信頼できる人や専門家に相談してみましょう職場の場合は産業医や職場の保健師や担当スタッフがいます。実際、相談担当を設置はしているものの、ここが機能していないところがあるのも現状です。そういう場合、内部の相談機関はかえって危険なばかりか、かえって不利になることもあるのです。その場合は外部の医療機関を受診したり、外部のカウンセラーに相談するのも方法です。自分一人で辛い思いを抱える必要はありません。

まとめ

自己中心的で他罰的な人に巻き込まれてしまった場合は、自分を守りながら、相手を過度に批判せず、適切な距離感を保つことが大切です。自分自身の心を大切にし、必要な時は早期に周囲に助けを求めることも忘れずに。距離を保つことすら負担になる場合は、そこから離れることも検討していきましょう。その際はバッサリ離れるのでなはく、諸々整えていくことも大切です。まずは自分の心と身体を守ることを最優先に。

困難な状況に対処することで、あなたはさらに強く、しなやかになれます。 自己でできる範囲内で対処してみて、必要なときには支援を受けて乗り越えていきましょう。

カウンセリングしています。

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