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不登校の子供に寄り添うとは、どういうことか。

私は息子が不登校になってから数ヶ月経った頃スクールカウンセラーさんのカウンセリングを受けました。 

そして一回目のカウンセリングの最後にこう言われたのです。『子供さんに寄り添ってあげてくださいね』と。




不登校の子供に寄り添うってなに?

カウンセリングの帰り道私はずっと考えていました。《子供に寄り添うとは?》いくら考えてもわからないのです。

私は息子が産まれたときからずっと息子に寄り添ってきたと思っていました。
だから『子供に寄り添ってあげてくださいね』と言われた私は『今は子供に寄り添っていないの?えっ?今までも私は子供に寄り添ってないの?!』とカウンセラーさんの言われた⦅子供に寄り添う⦆が全くわからなくなったのです。


それまでの私は子供の傍にいて、子供と一緒に良い事も悪いことも共に分かち合っていく事が寄り添うだと思っていました。

だから私はいつも息子の傍にいましたし、いつも息子を見ていました。そして不登校になった息子と一緒に悩み苦しんでいたのです。こうして不登校を一緒に乗り越えていくものだと思っていました。

息子が不登校になったことにより、私は以前にも増して子供に寄り添うようになりました。頑張って寄り添って、一緒になって悩んで苦しみました。でも一向に前には進まなかったのです。それどころか以前よりも状態は悪化していました。


息子と共に悩み苦しみながら不登校初期を歩いてきた私ですが、私は不登校を自分のことのように考えてしまっていたのです。そして悩みや苦しみがどんどん大きくなり、最悪なことまで考えるようになっていきました。

この辺りまできてでやっと《子供に寄り添う》って意味を履き違えていたのかもしれないと私は気づき始めたのです。


不登校になっているのは誰なのか?

一度落ち着いて自分の頭のを整理してみました。そうしたら、不登校になっているのは息子でした。そんなの最初から知っていたことなのですが、不登校はあたかも私のこととらえ一緒になって悩み苦しんでいたのです。

私は今までずっと息子に起こったすべてのことを私のことととらえ、笑ったり、泣いたり、怒ったり、悩んだりたくさんのことに同調してきました。

でも、それは寄り添うではなかったのです。

この間違いに気づきやっと不登校は子供のこと。と心の底から理解しました。

そして、ここで私がたどり着いたのが子供に寄り添うとは同調ではないということ。では、子供に寄り添うとは何なのか?どうしたらいいのか?ということ。

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