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仕事と家事と娘のケアをなんとかこなそうとしていた日々。
私の疲労は限界まで来ていた。

夜が明ける前に目が覚める。
朝起きても昨日の疲れが取れていない。 
体がだるくて全身が痛い。
一人になった時やお風呂に入ってる時に、涙が出る。
だるさや、痛みを逃がそうと、やたらとため息をついてしまう。

完全に鬱の身体症状である。
が、自分では気づいていなかった。
なぜなら、自分ではやる気に満ちているつもりだったからだ。
心も疲弊している事に気づいたのは、とある夜。

夕食の食卓で、「今日は私もう何もできない」と宣言した。
にも関わらず、娘と主人がまた揉めた。主人の言い様に、泣いて2階に行った娘に対して、何だその態度はと怒っている主人。数日前にもあって、私が仲裁に入った時と同じパターンだった。

「泣いてたんだよ、分かんないの?!もう、今日は私何もできないって言ったじゃん!」
怒って泣いた。
ボロボロ泣いた。
「え?泣いてたの?」と本気で分かってない主人。

もう限界だと気づいてしまった。
学校に行けずリストカットして「ママがママで良かった」と全力で依存してくる娘を支えるのも、娘についての相談をゲームしながら他人事のように聴くしかできない主人との間に入るのも。

泣き続ける私の頭を、数回ポンポンと撫でる事しかできない、不器用すぎる主人。
部屋に引きこもって、泣くしかできない娘。
この場面の中で、全く関係ない話をする強メンタルな下の子。
空回りして、ついに崩壊した、私。

かつてない規模で訪れた、我が家の修羅場でした。

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