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【事例】自分の中のダメ出しする自分(3/3)

こころナビゲーターのサービスでお聴きした、綾乃さん(仮名)のお話。シリーズ第三弾。前々回、前回に引き続き、どのような展開になっていくのか、ご紹介していきます。

お話しいただいたご本人の了承を得てご紹介しています。また、個人を推定できないように一部設定を変えています。

『こんなんじゃダメだろ』星人に変化が!

山根「今、その人ってどんな感じですか。さっきの怖い感じと、なんか変わってます?一緒?」

綾乃「いや、もう怖い感じではないけど。ほんとに大丈夫なのっていう感じ」

山根「うん。ま、心配してくれる感じかな」

綾乃「そうそう」

山根「それを感じて、綾乃さんはどんな感じ?」

綾乃「ありがとう。でも、とりあえず頑張ってみる」

山根「ていうと、その人は?」

綾乃「そうしたら、やってみ(笑)」

山根「見守ってくれてる感じかな?」

綾乃「そうですね」

山根「今どんな表情をしてそうですか?」

綾乃「う〜ん、笑ってはいないけど。怒ってはいない。穏やか〜な感じ」

山根「うんうんうん」

綾乃「まぁまぁまぁ、やりたいようにやったら、っていう。見ておくわ、みたいな」

山根「ていうのを見て、綾乃さんはどんな感じ?」

綾乃「安心させたいし、、、よし、頑張ろう」

山根「うん、うん、うん。じゃぁ、そうね。その人に、今日は話してくれてありがとうっていうとどうなります?」

綾乃「今日は話してくれて、ありがとう」

綾乃「わかってもらえたし、よかったよ」

消えていく、、、

山根「うん、うん。じゃあ、また必要な時に呼ぶねって言うとどうなります?」

綾乃「もうほんとうは呼ばない方がいいんじゃないの」

山根「おっ。て、言ってくれる?」

綾乃「うん」

山根「じゃ、綾乃さんはどうしたいですか?」

綾乃「呼ばなくていいように、自分の力で、やっていく」

山根「じゃあ、もう呼ばなくっていいということは。この人をどうしたいですか。綾乃さんは」

綾乃「う〜ん」

綾乃「『こんなんじゃダメだろ』ではなくて。わたしの中身はわかってくれてるので。自然と動ける、わ〜もっとやりたい、星人に変えたい(笑)」

山根「『変わってくれる?』って言ったら、その人どう言いますか?」

綾乃「『変わってくれる?』って言ったら、あなた次第やね」

山根「じゃぁ、綾乃さんは、その言葉になんて反応したいですか」

綾乃「う〜ん、、、」

綾乃「頑張る(笑)」

山根「じゃあ、もう一度かな。え〜っと、この人にどうなってほしいですか?どうあってほしい?綾乃さんの中にまだいて欲しいのか」

綾乃「う〜ん。もうわたしの中よりは、ちょっと離れたところから、見ててはくれてほしい。見てはいてほしいんだけど。ずっと見守り続けててほしい。もう出てくることはない」

綾乃「ていう人になってほしい」

山根「っていうのを伝えるとどんな感じですか?その人」

綾乃「う〜ん、なんか寂しそう」

山根「寂しそう?」

山根「じゃあ改めて、今までありがとうっていうとどうなりますか?」

綾乃「そこまで言うんだったら、こっちも見守るわ」

山根「じゃあ見守っててねって言って。ありがとうって言って。そうするとどうなります?」

綾乃「す〜っと消えていく感じ」

山根「うん、うん、うん。いいですね」

綾乃さんのこころの変化

山根「じゃあ、今どんな感じですか?」

綾乃「今。うん。なんかマイナス採点してたなっていう」

山根「うん」

綾乃「人にはプラスプラスって言いながら、自分にすごく厳しかったなっていう。なんか楽しくやる方法を、考えてなかった感じが」

山根「うん」

綾乃「感じがというか、考えてなかった」

山根「うん」

綾乃「なんかやらなきゃに対して。できない部分で、もやもやしてた感じがします」

山根「今はどんな感じ?」

綾乃「今は、、、それが『まぁいいっか〜』なんかなっていう」

綾乃「だから『まぁいいっか〜』って言いながら、流せてなかったところがすごくあったなぁって言う。だから、『まぁいいっか〜』と思ったら、ほんとに『まぁいいっか〜』って割り切る。割り切るっていうか、切り替える」

山根「まぁ、開き直りかもしれないですけど」

綾乃「そうですね。『わ〜、もっとやりたいな』とか、『あ、楽しい』っていうのを、増やす方がいいんだろなっていう感じですね。今」

山根「いい感じかな〜って感じですね」

綾乃「うん、うん」

山根「じゃ、ここまでで、いいかなって感じに見えてるんですけど。今日得られたものってどんな感じがありますか?」

綾乃「今日、得られたものは。『まぁいいっか〜』って口では言えるようになってたけど。まだまだそうなれてなかった自分がいてたっていうのがわかったのと。楽しいっていう感覚を、ちょっとここのところ忘れてたなっていう。もう、何に取りつかれてたんだろうっていう(笑)」

綾乃「うん、そこですね」

山根「忘れてたことを思い出せたかな?」

綾乃「楽しくっていうところを。だから、、、なんだろ。マイナスで見るところをちょっと捨てていく。切り替えていくっていうか」

山根「まぁ、あの。なんだっけ。『こんなんじゃダメだろ』星人は、見守る人になってくれたみたいなので。マイナスをつけに来る人はもういないかもしんないですけど」

綾乃「ですね。楽しいことを見つけます」

綾乃「ありがとうございます。山根マジックはすごいですね」

セッションを振り返って

山根「いい感じに進んだのでよかったと思いながら」

綾乃「もうこれが自分だけでは、ここまでやっぱり出てこない」

山根「ま、自分だけでは、なかなか出てこないですよね」

綾乃「やっぱり自分で自分をわかってないっていうのもあるし。同じところにやっぱりね。行き着いてしまうので。そこかな。人に喋ると違う視点で見てもらえるので。あ、まだまだできてなかったっていうのがわかるっていうか」

山根「うん。まぁね」

綾乃「う〜ん」

山根「『こんなんじゃダメだろ』星人の時は。え、また、前みたいになるのかって(笑)」

綾乃「再来」

山根「やば〜と思って(笑)」

綾乃「でも、『まぁいいっか〜』っていうのをやっぱり1ヶ月ね、ほぼ1ヶ月言い続けてきたっていうのは。やっぱり効果はあったのかなって思います。やっぱり口に出すってね、大事だなって思ったし。思ってるだけじゃなくて、声に出すってことは。やっぱり自分の耳で、もう一度聞くってことになるしね」

綾乃「そこは大きかったと思います」

山根「そこに、プラスアルファの。今日はセッションでしたね」

綾乃「ね。楽しいを見つける。楽しみます」

山根「なんだろうな。『こんなんじゃダメだろ』星人が『まぁいいっか〜』星人に変わるといいのかも」

綾乃「本当にそうですよね」

山根「なんかでもね。あれはすごい綾乃さんに染みついてる感じはしましたね」

綾乃「う〜ん、多分。ていうか、間違いなく、その小さい頃からの刷り込みは強いっていうのを自分でも喋ってて思った。あの〜、ちょっとしたことで、やっぱり出てくるって、やっぱりそういうことですね」

山根「まぁまぁ、ちょっとずつ、ちょっとずつ」

綾乃「うん」

山根「なんか」

綾乃「うん」

山根「これ抜けていくと。そう、さっきなんかね、言ってた、そのエネルギー」

綾乃「うん」

山根「なんだったっけ。『わ〜、もっとやりたい』が、固渇してるって話し」

綾乃「うん、うん、うん」

山根「あの『こんなんじゃダメだろ』星人が多分、相当燃料食ってるので」

綾乃「うん」

山根「その食ってたエネルギーが余ってくると。枯渇してたところに、『わ〜、もっとやりたい』に」

綾乃「うん、うん、うん」

山根「燃料がそっちに回せるかなって」

綾乃「うん、うん」

山根「となるといいなって感じでしたね」

綾乃「そうですね」

綾乃「とりあえず楽しいって思うようにする。(笑)でも、無理やりするとまたおかしくなるから」

山根「そこが綾乃さんらしいというか、いかにも」

綾乃「まあでも楽しいを。思うことを見つけるとかしていこうかな〜」

山根「なんかね。やりたいが増えるといいですね。そうすると、今日の最初の、配分で、どれをどうしないといけないんだろうってみたいなところが、もっと楽になれたらいいだろうなって感じですね」

綾乃「ですね」

山根「というセッションでした」

綾乃「ありがとうございました」

山根「ありがとうございました」


『こんなんじゃダメだろ』星人は綾乃さんのこころの中から、その姿を消していったようです。めでたしめでたし、、、と思いきや。実は、これは物語の序章に過ぎなかったのでした。次回もお楽しみに!


注意事項:こころの状態は一人一人みんな違います。同じようなことをしても人によってはうまくいかなかったり、逆に作用することもあるのでご注意ください。


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