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ひとり起業に欠かせない3つのポイント

この記事では、ひとり起業家は避けて通れない「情報発信」についての考え方を、こころ流に3つのポイントに絞って書いてみました。

実はときどき女性起業家のコンサルをすることがあります。
わたしにコンサルを依頼される方は、じぶんに自信がない方や文章を書くことが苦手な方が多いので、そこでお伝えしている内容の一部です。


情報発信で「じぶんを売る」の意味


ビジネス(起業)で成功できる人は、じぶんのためにだけ儲けたい人ではありません。

  • 誰かの悩みを解決したい

  • 困っている人の役に立ちたい

  • 望みを叶えるお手伝いがしたい

お客様に喜んでもらい笑顔になっていただきたいと考える人が成功できる人です。


ここでいう「ビジネス」は、一時流行った(今もたまに見かけますが……)楽に簡単に大金が儲かる〜を謳い文句にしている怪しい系のビジネスではありません。念のため。


本来ビジネスというのは地味で泥臭いものです。
と、わたし個人は思っています。
地道にコツコツ、時間と努力を惜しまずに積み上げる必要があります。資金がたくさんあってバーンと広告を出せる場合は別ですが。


よほど人脈が広くて紹介だけで成り立つ人以外は、ビジネスに情報発信は必須です。
自らのことをあまりネットに載せたくないという人は「じぶんを売る」ことを勘違いしているかもしれません。

いくらお客様の役に立ちたくても売り手(あなた)がどこでどんなビジネスをしているのか知ってもらわなければ、お客様とは出会うすべがありません。それでは何のために仕事をしているのか意味がなくなってしまいます。


日本人に多い「謙虚で控えめ」「内向的」なタイプは、情報発信や「じぶんを売る」ことに苦手意識を持っているのだと思います。

偉そうに書いているわたし自身も最初はものすごく嫌でした。周囲からは「謎が多い人」と言われてしまうくらい自己開示が苦手だったのです。正直今でも得意なわけではありません。

ですが「じぶんを売る」=「自慢、自己アピール」と思っているなら、それは大きな勘違いです。


お客様は「誰から買うか」を無意識に選んでいる


コモディティー(流通商品)やフランチャイズのお店ならば全国どの店でも似たような価格で提供されていて、どこでも買うことができます。

それでも行きつけのスーパー、行きつけの美容院、行きつけの居酒屋などがあり、人それぞれ行きつけのお店を持っているものです。

無意識のうちに「どこの店で( 誰 )から買うか」を選んでいるのです。


単純に立地のよさや安さで選ばれている場合もありますが、整体やエステサロンなどのサービスや化粧品などのプライベートな商品、さらに車などの高額商品になるにつれて、誰から買うかは重要になってきます。


誰から買うかで、同じ商品でも気持ち良く買えたときと、そうではないときがありませんか? 
実際にわたしは洋服を買うときは毎回行く店が決まっていました。ですが、いつも相談に乗ってくれた店員さんがいなくなり、その店には行かなくなってしまいました。

「○○さんが薦めてくれたものなら間違いない」と感じたり、「○○さんに会うと元気になれるからこの店に通う」というように、売り手の熱意や人柄が付加価値として存在するからです。


お客様は「誰から買うか」を無意識に選んでいるのですから「モノではなく選ばれるヒトになりましょう」ということが「じぶんを売る」の本当の意味です。


選ばれる人=相手のことを考えられる人


「友だち」を選ぶとき、あなたはどんな基準で選びますか。

人気者だから?
親切な人だから?
見た目がイケてるから?


多くの人が友だちとして選び長くつきあえるのは、
いざというときに「じぶん」を助けてくれる人
「じぶん」のことを理解してくれる人
「じぶん」にとっていい刺激や情報をくれる人
ではないでしょうか。


このときの選ぶ基準は「じぶん」です。それは買い物するときも同じで、お客様は「じぶん」を中心に「誰から買うか」を決めています。だから売り手は相手(お客様)を中心に考える必要があります。


相手を理解したうえで、相手にあわせた提案をして、その商品を買ってもらうことでどうなってもらいたいのかを具体的に言葉や文字で表現します。


友だちを選ぶときと同じように、じぶんの悩みに共感してくれたり好みをわかってくれて、それを解決する方法や最適な情報を教えてくれる人がいたとしたら、迷わずその人(店)から商品を買うでしょう。


「情報発信」も考え方は同じです。
ブログやSNSを見ている人は売り手にはなかなか質問できません。だからこそ、こちらからじぶんの情熱やミッションを伝える必要があります。


読んでもらいたい人(お客様候補)を具体的に想定して、読者にどのようになってもらいたいのか、売り手(あなた)は読者の何を解決できるのか、常に相手のことを考えながら情報発信をしてみてください。

きっと「あなたに出会いたかった」と言ってくれる人が現れるはずです。


まとめ


今回は、情報発信に自信がもてないひとり起業家や、これから起業したいと思っている人に、情報配信するときの考え方を3つのポイントに絞ってお伝えしました。


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