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#1 うつ 最初にしたこと

朝。

体が鉛の様に重たく、起きれない。


娘が学校へ行き、一人の部屋。

勝手に涙がでてしまって
情けなくて。くるしくて。

行かなくちゃ。

行かなくちゃ。

時間だけが流れる。

あぁ...もぅダメだ間に合わない…




なんとか送信した私のLINE


もっと早くに連絡しろよって自分でも思います。

わかっている。わかっているのよ。

ワンチャン、ギリギリ行けないだろうかと
悩みに悩み抜いた、リアルな時間なんです。

ここまでに、嗚咽するぐらいの泣き方してしまって
疲れきっていました。

泣いたって何にも解決しないのにさ。

上司からの返信


やさしい会社に、心から申し訳ないと思ってる。

だからこそ悔しい。


でも、半年前から、兆候はあって。
騙しダマし今日までやってこれてたんだと思う。


出勤できるだけエライ!っと自分に言い聞かせて。

職場でも、ネットでも
”笑え”はする。
冗談だって言えている。


だから、平気だと思っていた。

辛いと感じることは【修行】なんだって
いつか、この経験が自分の糧になるんだって。

そう信じてたし
上司もそう願って、アドバイスや
フォローしてくれていた。

わかってる。わかってるのに。


表向きは普通に接するから
わかりにくい。


私、自身も気付いてなかった…


『笑顔うつ病』
『微笑みうつ病』という言葉を初めて知った。


うつ状態にもかかわらず人前では笑顔で明るく振る舞ってしまっている状態を指します。 家族や友人など周囲に気づかれにくい点が特徴です。 責任感が強く我慢強い、人の顔色を伺う方がなりやすいです。

https://ubie.app/byoki_qa/clinical-questions/8w_0vexwxjqb


職場で、パソコン画面をみたまま動けず
ただただ涙が出ることが、しばしばあった。

でも、誰にも知られたくなくて
トイレへ逃げ込んだ。


深呼吸をし、落ち着かせ、戻る。

「まだ、ダイジョウブ」
「まだ、できる」

トイレの鏡に映る自分に言い聞かせる。


こういうことが、何度あったかな。


ガマンして、泣きたくないのに
涙でて。

脳内フリーズして。

次に何していいいのか分からなくて。

でも、時間に追われ、
鳴る電話に出て、噛んで。

あたふたして。


自分の能力の低さに、嫌気がさしてた。


『こんなことも、できないの』って
他の誰より、自分が思っていたよ。


悔しいよ。


私、自分がこうなって
どうしていいか。わからないんです。


とりあえず、
これはおかしい。

でも、カラダのどっかが痛い。
苦しいの病気じゃないから
内科ではないことは、わかっていて。

ネットで調べて電話した。

私「あの…えっと.…」

言葉が出てこない。

病「初めてですか?」

私「…あ、はい」

こんなに伝える事に戸惑うものかと、
自分でビックリしていた。


その後も、病院で
ちゃんと話せる気がしなくて。

書いた。病院の先生に伝えたいこと、書いた。


仕事での様子。


家での様子。


2駅隣の心療内科。

今日診察してもらえるところがないか
探した。

3件目にしてようやくあった。

「急ですが、今から来れそうであれば診察可能です」と

言っていただいた。

出掛けたくないけど、行かなくちゃ。

診てもらわなきゃ。

行きだけでも急ぎたい。

GOで、タクシー呼んで、向かう。


受付のひと、やさしい話し方。
よかった…

混んでない。よかった.…

血圧と体重測って

待合室で待つ。


緊張と、これと、あれとと考えてるだけで
涙が出てくる。

身体こわばる。

呼吸浅くなる。

落ち着け。落ち着け。


名前を呼ばれ、診察室へ。

優しそうな先生。

私の書いた紙を読んでくれてて
ゆっくりと話してくれる。

絞り出すように、
説明する私にさえぎることなく

うなづく先生。

話しながら、やっぱり泣いてしまう。

声が震える。


私の頭も、ぼや~としてるのが分かったようで

先生が
「涙がでる。やる気がおきない。自分を責めてしまう。は、
 抑うつ状態なんです。認めたくないとは思いますが
 ほかの病院でも、きっと同じ診断になると思います」

「その上で3つ、話をしますね」

「聞いててわからなかったら、遠慮なくきいてください」

「今、頭が疲れきってしまっているので、
 元気にしていくためのポイントを話ますね」

1.たんぱく質をとる
頭を働かせるのに必要な栄養なので
意識してとってあげてください

2.軽い運動(散歩)をする
人混みは避けて。
家から出たくないとは思うけど、
良質な眠りために、軽く体をつかれさせるのに
お散歩してみてください


3.仕事のことは考えない
これに尽きます


まずは、1ヶ月お仕事をお休みして、療養してください。


今回処方されたお薬


話をきいてボーっとしたまま
薬を処方してもらって。

帰宅し、

会社に連絡。


やさしい上司


こうして私のうつ克服への
療病生活がスタートする。


まずは…お金が心配。そのために調べた

1.傷病手当金
 会社で申請
 最長で1年6か月まで受けれる

2.自立支援医療制度
 3割負担 → 1割負担へ
 区役所等に申請

3.精神障害者保健福祉手帳
 初回の診察~半年経過後、申請できる
 等級がある

4.失業手当

5.労災保険

6.生活保護


とりあえずはここまで調べた。

これからは、ひとつづつ。

そして、足りない生活費をどうするか。
薬の効きはどうなのか。

それは、また今度書きます。


もし、私と同じように『抑うつ』と診断された方や
過去にそういった経験のある方いましたら

この記事を読んだ方の参考にもなるので
コメントいただけると嬉しいです。


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↓ コメントの際の参考に、コピペしご利用ください。

◆うつ経験:現在・過去・自分ではなく近しい人 etc.
◆いつ頃:診断受けて〇ヶ月目・〇年前 etc.
◆初期症状:
◆その時のお仕事:
◆考えられる原因:

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