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私の本当の部分 全てを無くす

最近 色んな人に「綺麗になった」と言われる。

自分としては今までと何も変わりなく、ほっぺのシミが目立ってしまうので止めていたチークを付けるようになったことと、目元のアイラインを少し太くしてみただけだ。

痩せてもないし、肌の手入れも相変わらず石鹸洗顔だし、保湿も逆に市販のものにランクダウンをしたくらい。


私は心境の変化が顔に現れやすい。

良いことがあればすぐにバレるし、落ち込んで入ればすぐにお肌の調子が悪くなる。

それでいうと、今は調子が悪くなって当たり前の時期なのだけれど、なぜか調子がいい。


私の人生の中で時折そういう時期が訪れる。自分では意識していないけど、人に言われて気付く。

そんな時はいつも「捨てた時」

仕事を捨てた。人間関係を捨てた。しがらみを捨てた。自分の中で大きな部分を占めているものを、思い切って捨てて空っぽになっている時。

それで言うと、確かに今はそうかもしれない。というか彼はそんなに大きな存在だったのかと、驚いてしまった。

と同時にショックだった。そんなことを気にせず自分に集中してたはずなのに、実際はそうでもなかった。


男性として好きだという前に、私の中では「パートナー」という存在の人だった。一緒に仕事をできたらいいなと、ずっと思っていた。

何をするのかなんて何も考えてはいなかったけど、ご縁があるのならどこかで一致するだろうと、呑気に構えていた。

そしてある時、私自身のやりたいことが決まってきた時、以前彼に合っている仕事をヒーラーとしての立場からアドバイスをした内容を思い出した。

「あれ?一致した」

一緒に行動していきたいと思ってはいたけれど、どうせ合うことはないと思っていたし、彼に合わせにいくのも私に合わせてもらうのも、私のエゴでしかないと思っていた。

なのに頭の中でカチッとハマった音がした。

それをすぐに打診した。彼もおもしろそうだと言った。でもそれを始められる余裕がないから、しばらく待って欲しいということだった。

私としては、やり方次第ではうまくいく内容で、短期間で利益を上げられる自信があった。

ただ私一人ではなく、彼の力が必要だった。

そして彼からの返事は「9月くらいには返事が出来ると思う」というもので、私から打診をしてから三か月後あたり。その間私はそのことについて何も言わずに待った。


その間私はひたすら文章を書いていた。そのうち本を出したいなと思っているので、そのための文章力を高めるためと、内容を濃くしていくため。

それとYouTubeを始める準備のつもりで研究を始めた。数年前からやろうと思いながら、先延ばしになっていてやっと真剣に考え始めた。

私は決めたら行動は早い。素早く行動するためにかなり熟考する。そうして自分なりの感覚を養ってから行動に移す。

彼の答えが出るまに私がしなければいけないことは山ほどある。


そしていよいよ一緒に動き出すかどうかの9月目前。彼は言った。

女性と遊びに行くと。ヘラヘラしながら。

嫉妬の怒りと共に「バカバカしい」と思った。この人は真剣に物事を考える人ではないし、私の気持ちを平気で無視できる人なんだと。


「9月ごろに答えを出す」と先延ばしにした理由の一つが、現在の仕事のことだった。それに必死だから考える余裕がないと。

私は「待つ」を選んだ。

でも彼は今の仕事の集中するどころか、「女」に向かっていた。

怒りと共にため息しか出なかった。


怒りと喪失感と寂しさ。


そして彼から離れることを選んだ。それと同時に「向かうべき仕事」も一緒に捨てた。

そして私は「空っぽ」になった。

文字通り、私の中に残っているものが何も無くなって、振っても「カラカラ」どころか、全く音もしなくなった。


本当に自分の体ひとつで生きることをしなければいけなくなった。

何が出来るんだろう。まだ残っているものは見当たらないけど、いずれ見えるようになるのか。



恋をすると女性は美しくなるという。

でもそれは違うと思った。

誰かを真剣に愛し、一生懸命に向き合って、そしてそれを捨てることによって、女性は綺麗になる。

無駄なものをそぎ落として、何も飾らず、ありのままでいることがその人の美しさが現れる。


たくさんの人を愛し、そして自分を飾る必要はなかったと、すべてを脱ぎ捨てるだけでよかったとそれに気づいた時それが、人生の中で一番輝きだす時。


何かを求める時よりも、何かを無くす時の方が勇気も体力も必要だけど。

その分得られるものというのは想像以上で、それは女性でしか手に入らないものなのかもしれないなあと、やっと感じることが出来るようになってきた。




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