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ミュンヒハウゼン症候群について

なんじゃそりゃ?

新種のブランド?新しいスィーツ?

大学時代、教授から習う前はそんなことを考えておりました(^◇^;)

本日はちょっと聞き慣れないであろう、この精神疾患について取り上げます。

☆ミュンヒハウゼンとは、体は健康そのものにも関わらず、身体や精神に異常があるというふりを演じたり、実際にその症状を作り出す精神疾患のことをさします。

症状名は、ミュンヒハウゼン男爵が、かつて18世紀に生きていて、ホラ吹き男爵の冒険という作品から由来するものだと考えられています。

ではどうして、自らそのような身体や精神に異常があるように症状を作り出し、医療機関を転々とするのでしょうか?


☆よくあるケースが、幼い頃から両親に虐待されていたり、兄弟や姉妹に重度の病気や障がいをもつ家庭に育ち、自分は両親からかまってもらえなかったりして、愛着の形成がうまくいかないことです。
☆また、遺伝的な要因や幼少期に受けた身体的あるいは性的虐待などにより、ボーダー〔境界性人格障害〕である方がミュンヒハウゼン症候群になることもあります。

→→ボーダーの方は、常に見捨てられたらどうしようという、宇宙規模の不安と闘っており、他者が自分に関心がないことがわかると、噴火のように怒りを爆発させます。


では、具体的な症状についてみていきましょう。

☆自分の身体をカッターや針などで傷つけて、尿にその血を混ぜ、血尿を装う
☆健康なのに下剤などの薬を沢山飲んで吐き気や胃の不快感、下痢の症状をつくりだす。
☆身体を思い切り摩擦し続けて、発熱がある状態を作り出す。
☆問診で、症状がないにもかかわらず、きわめて深刻であると医師に告げ、必要のない検査や治療を望む。
☆陰性の検査結果がでて、医師から告げられても、納得ができずに、自分が否定されたと思うと何度も病院を転院する。

以上が主な症状です。

お医者様も判断が難しいこの症候群なのですが、そんなときこそ認知行動療法や、本人の生育歴を含めた背景を知り、本人の気持ちに寄り添いながら共に考えるカウンセリングが役に立つことがあります(^^)

どう寄り添えばいいのか、当事者の身内の方もとても悩むと思うのでパンクしてしまう前にぜひご相談くださいね_φ(・_・

もし、よろしければあたたかいご支援を宜しくお願い致します(๑˃̵ᴗ˂̵)