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瞑想はね、椅子に座っていてもできるんだよ

瞑想の誤解その1<結跏趺坐??>

マインドフルネスとは「今、ここ」の気づきと客観視です。そしてマインドフルネスの基礎練習は瞑想です。そして日々の出来事とそれにまつわる想念にリアルタイムに気づいて客観視していくことがマインドフルネスの実戦トレーニングになります。そこで日々の練習として瞑想をお勧めすると「でも…だから」と尻込みをされる方も結構おられて、「いやいやそれは誤解です。実は…」っていうやりとりを何度もしていますので、ここで「瞑想の誤解」としてシリーズで解説しておきます。
 
本日の話題は「瞑想って座禅を組めないとダメなんでしょ?足がしびれるからやだなあ…」っていう誤解について解説します。ええ、別に結跏趺坐でなくちゃだめとかそんなことはありません。瞑想の眼目は「イマココの気づきと客観視」ですから寝っ転がったままで「自分はいま、寝っ転がっておるなあ、そして○○について考えて××と感じて居ることよ」と気づき、客観視できていれば十分に瞑想状態であるといえます。その反対に形だけ結跏趺坐でも心がイマココを離れて、あんなことやこんなことを考え雑念にとらわれていれば一ミリも瞑想とは言えないのであります。
 
じゃあ、姿勢は関係ないのかっていえばそうでもなくて伝統的な姿勢にはそれなりの意義があるのです。眠くなりにくい、気の流れが整う、チャクラが整列してエネルギーの循環がよくなる、セロトニンが活性化する、その結果気分がしゃきっとして「今、ここ」に注目しやすくなるなど様々な効果効能が期待できます。
 
それでも結跏趺坐が苦手だから、足がしびれるのがいやだから瞑想はちょっとというのであればそれはすごくもったいないことであります。まずは姿勢は二の次にして瞑想を始め、習慣化し、そののちにできる範囲で姿勢を整えていけばよろしいかと存じます。

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