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退屈をいなす
こんな質問をいただきました
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自分は趣味がありません。なにをやっても楽しいって感じることがないのです。仕事や家事が忙しい時はまだ気がまぎれますが、何もすることがないとホントに退屈でこまります。マインドフルネスでナントカできますか?
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なるほど、退屈をマインドフルネスでナントカ、ですか。では、二つヒントを上げておきます。
1)3秒ルールで退屈をいなす
マインドフルネスとは「今、ここ」の気づきと客観視です。ネガティブ思考・感情であっても瞑想対象として客観視することでつらいさ悲しさ、イラダチなどを緩和することができます。そして退屈もまた然りです。
「あー!退屈だなあ」とマインド[レス]に嘆くのではなく、「ふむふむ、○○は今、退屈だって思ってるなあ」と実況中継すると客観視の視点に立つことができます。すると退屈の半分ほどは緩和できるでしょう。なお、○○に自分の名前を入れることで第三者感を増すことができます。これでさらに効果が強くなることもあります。
2)楽しいことを探すのをやめて今すぐ楽しむ
食べる瞑想の解説で「美味しいものを食べる」か「美味しく食べるか」という話をしたことがあります。
食べる瞑想とは「今、ここ」を感じながら食べることでマインドフルネスの「今、ここ」感覚を鍛えていくのですが、もうひとつ効用があります。味覚に焦点があたることで美味しく食べることができるんですね。俗に美味しいものを食べたいっていいますが、美味しいものを食べることを目標とすると、美味しいものの存在が必要になります。ところが、今目の前にあるものを美味しく食べるとなるとこれはもう、何でもよくなるんですね。ただし、美味しく食べるにはマインドフルに食べることが必要になるわけです。
生きることも一緒です。漫然とダラダラと何かをやっていても面白くはありません。真剣にマインドフルにやることでそのものの中に面白さが出てきます。
というわけで質問に対する答えとして、なんでもマインドフルにやってくださいということになります。食べるときはマインドフルに食べる。仕事をするときはマインドフルに仕事をする。家事もマインドフルにやる。そしてもちろん、遊びもマインドフルにやりましょう。
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