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悟りたい欲が悟りを邪魔する!どうする?
先日は瞑想にはいろんな効果効能があって、たとえば喜怒哀楽にとらわれずに適切に行動できるとか愛情深くなるとか自律神経が整って免疫力がアップするとかそんな話をしました。
<その時の記事はこちら>
https://ameblo.jp/cocoronotorisetsu/entry-12737204802.html
ただ、「悟りを得るための瞑想」なら注意点があってそれはいずれお話します…みたいなことを書いたら、さっそく「はよ教えて!」とツッコミが入りましたので書かせていただきます。
○○のために瞑想するっていうのはいいんです。瞑想するモチベーションになりますからね。そしてちゃんと瞑想すれば結果的にそれは遅かれ早かれ実現するでしょう。ところで、悟りです。悟るために瞑想するってなると、とたんに事情が変わります。
悟りと言えば宗教的な、神秘的なもので一般人には縁がなさそうに思えます。しかし私は悟りをこのように考えています。
「くもりなきまなこで観る」
もののけ姫のアシタカのセリフみたいですね。
私たちの目はいつも曇っています。メールの返事が来なければ、「嫌われたかな?」と勝手に解釈して不安になります。
上司が苦虫をかみつぶしたような顔をしていたら「あれ?なにか怒らせちゃったかな…」と心配したりもします。
くもりなきまなこで観るならば、「返事がまだ来ていない」「上司がしかめっつらしてる」ってだけなのにそれに潜在意識の自己肯定感の弱さだの、今までのひどい目にあったつらい経験だのを結び付けて心配します。
しかしマインドフルネスが起動すれば「考えすぎだったか♪」とほっと一息つくことができるでしょう。つまりは「くもりなきまなこで観る」に成功しました。
この辺のことは何度も書いてきました。このほっと一息ついてくもりなきまなこで観ることに成功した一瞬はマインドフルネスであり小さな悟りです。となると、私もあなたも毎日小さな悟りを繰り返しています。そのためにマインドフルネスの練習をしているのです。
ただ、悟りたい!悟りたい!という欲が強いと、その欲にとらわれてしまうことがあります。昔からこんなふうに言われています
悟りたい欲がなければ修行に入らない
しかしその欲をもったままでは悟れない
修行者たちはみんな悟りたいという欲があって瞑想の修行に入りました。それはいいんです。その欲がなければ瞑想の修行なんて始めないですから。
しかしその欲を持ったままでは悟れないんです。だって欲を握りしめたまま悟る、なんてパラドックスでしょ?
じゃあ、どうしたらいいんでしょう?簡単です。「自分は悟りたいって考えてるな」って客観視すればいいんです。その瞬間、「悟りたい欲」を瞑想対象としてマインドフルネスが起動しますから。
かくして私と私の記事の読者であるあなたは悟りへの道に進むことができるというわけです。
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