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尾鷲の伝統食カツオの「生節」

今回は尾鷲の伝統食として昔から地元の人に愛されている「生節」を紹介したいと思います。

まず生節とは、生のカツオをさばきいた後、蒸す、茹でるなど加熱処理行い、一度だけ燻製した加工品です。私たちがよく見るカチカチ固い鰹節はこの燻製の工程を何度も繰り返して作られています。
見た目は鰹節と変わりませんが、「生節」という名前の通り、手でほぐれるくらい柔らかいです。

食べ方としては細かく刻んでお醤油をかけご飯の上にのせてたり、刻んだ生節の上に、スライスオニオンをのせてマヨネーズをかけてもおいしくいただけます!

ここで前に私が生節を使って作ったオリジナルのレシピを紹介します。

【生節とスモークチーズのレモンたっぷりパスタ】
<材料>(2人分)
生節 ...1/2本 ひとくちスモークチーズ ...10 個くらい 玉ねぎ ...1個 オリーブ油 ...大さじ5~6 スパゲティ ...2人分 塩 ...小さじ2ぐらい コショウ ...4つまみぐらい レモン ...1個

<作り方>
1オリーブオイルと生節を中火で炒める。
2生節がしっかり焼けたら玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めてから、
塩コショウで味付けする。
3食べやすいサイズにカットしたスモークチーズと茹で上がったパスタを2に入れて和える。塩コショウで味を整える。
4器に持って、水菜とレモンを飾る。
5食べる前にたっぷりのレモンを絞ってかける。

カツオの生節とスモークチーズは相性抜群!レモンはお好みでかけて食べていただきたいんですが、たっぷりかけると生節とチーズの濃厚な味わいに爽やかさがプラスされてどれだけでも食べれちゃう!という気持ちになります。

尾鷲市ではスーパー(主婦の店)でも買うことができます。私は尾鷲市に移住してから生節の作り方を大瀬勇商店にて体験させていただきました。大瀬勇商店では魚の生臭ささを消すために天台烏薬(テンダイウヤク)の葉と一緒に熱湯でゆで、水で洗いながら一つ一つ手作業でうろこと骨を取り除き、せいろに並べて桜やウバメガシの木を燃やしてじっくりといぶすことで、不要な水分が抜けて香ばしい風味の生節に仕上げています。

ぜひみなさんも尾鷲の伝統食の「生節」を食べてみてください。

ネット販売もされているのでこちらのサイトからぜひチェックしてみてください!

https://oose-shoten.com/

大瀬勇商店
〒519-3618 三重県尾鷲市栄町2-16
電話 0597-22-0563
営業時間 10:00~17:30

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