読書とともに過ぎ行き、心のレイヤーを増やす夜。
本は良い。
読書と思考の不離一体の体験から、新たなる知識や情報を得るのみならず、
心が様々な世界へとワープし、時間が経つのを忘れさせてくれる。
一人っ子という環境がそうさせたのか、自分の先天的な性質なのか、
ドッジボールなんかをするよりもずっと、図書室で本に囲まれるほうが好きだった。(だからといって内向的な性格ではなかった。)
小さい時は幼児向けに書かれた伝記や歴史書が好きだった。
まるでその人物になったかのように、本の中を浮遊することができたからである。
中学生・高