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インターンシップの裏側【キャリコンサロン編集部】
今回は中の人目線で、学生向けインターンシップの裏側を少しお見せします。
私は普段 企業で人事をしています。
今年の8月は既にインターンシップの予定でカレンダーが埋まりました!
毎年、インターンシップの重要度と期待値が上がってきていると感じています。
インターンシップを薦めたい学校と企業と自治体
学校側は、職業体験をすることで、就業意識を作ることを目的にしているようです。
早期離職防止、向いている仕事向いてない仕事の検討にも効果があると思います。
単位認定している学校、インターンの合説を行う学校もでてきました。中には必修科目になっている学校もあります。
とある学校では、事前学習、保険の手配、事後発表会まで一大イベントで行っています。
企業側は、年々早期化していく就活前に、いち早く学生と接点を持ちたい思惑があります。
インターンシップでも、エントリーシート応募型があり、書類選考に合格した学生しか参加できない企業もあるとか。
夏のインターンは採用広報的意味合いが強く、企業を知ってもらうこと、仕事内容を体験してもらうことがメインになります。この時期は業界研究、職業研究が進んでいない学生が来ることが多いです。
また、インターンの内容としては企画、広報系が人気です。
自治体もインターンシップに期待しています。
私の住んでいる地域は地方なため、就職活動の学生を東京、大阪、愛知に吸い取られがちです。
進学で県外から県内に来てくれた学生は定着してほしいし、県外に出た学生にはUターン就職してほしいわけです。
県内にも働きやすい企業やグローバルに活動している企業も多数あります。
県内企業の魅力、仕事の魅力を知ってもらうため、県を挙げてインターンシップを推進する活動がされています。
インターンシップのルールが変わった!
これまで、企業によって、
見学のみ説明のみ、就業体験有り無し、インターンシップの内容がバラバラだったところから
厳密に、リモートワークと出社がある企業は〇割以上は対面でないといけない。講師は人事でなく実業務をしている社員に。など細かく決められました。
中の人としては調整が大変ですが、社員の「忙しいからさ、人事でやっといてよ」言い逃れができ無くなったのは良かったと思っています。
インターンから得られるものを意識して
個人の意見として、「就活のための」は危険だと考えています。
就活のためのガクチカづくり
就活のためのインターンシップ参加(もしくはハシゴ)
就活アピールのためのインターンシップでの経験積み
インターンシップ以外の勉強なり課外活動なりアルバイト経験も大切にしてほしいです。
インターンシップは納得した内定へのファストパスではありません。
また、インターンシップ時点から大企業志向。
コンサル企画広報に偏った内容で探すなど、狭く探している学生をよく見かけます。
個人の課題解決力やプレゼン能力、コミュニケーション能力ばかりに気を取られずに、業界研究もしてほしいなぁ〜と思います。
インターンシップに行く前、行ったあとには、キャリアコンサルタントに話をしてみてください。
経験を経て、自分が何を仕事にして行くのか、何に貢献するのかの糧にして欲しいです。
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