人生100年時代を生きる【キャリコンサロン編集部】
100歳まで働くのは可能なのか?
人生100年時代と言われて、キャリコンとして真っ先に思ったのは、「就業年齢は何歳までになるのか」でした。
カギはライフステージを超えて仕事を続けられる体力とインフラにあると思います。
私が32歳で育休から復職したとき、時短勤務を却下されて言われたのは、
「自分のおばあちゃんも83歳で孫の面倒みてたんだから、姑さんに預けて見てもらえないの?」
私の祖母は83歳で亡くなっていますし、年齢で出来ることを区切ることは今後もできないでしょう。
私が80代になったときに、フルタイムで働き、家のことをして、孫の面倒をみて、家事もして子どもたちが働くためのサポートをするのは体力的に現実的ではないと考えています。今でも子どもたちを見ながらフルタイムフル出勤は体力の限界を感じることもあります。
自分がこの仕事をしたいと希望したときに家事、育児が高齢になっても足かせになるのではないかと心配しています。
地方にいるからこそ感じること
高齢者の転職希望者と派遣登録者が増えていると感じます。20代の人は正社員の職を見つけやすくなりました。雇われて働く以外で収入を得る方法も選択肢として増えたのではないかと思います。
https://freelance.levtech.jp/guide/detail/1241/
ランサーズ株式会社によると、2019年から2021年にかけてフリーランスの割合は16.7%から22.8%に増えています。
求人を出しても20代の応募は格段に減りました。給与待遇は差がつき続けているので、待遇条件の上を見続ける人は最初から待遇上位の企業を目指して就職転職しています。待遇を最優先していると居住地はこだわらない人も多いので、地元で就職する人に絞って特定のスキルと経験を持った人を集めることも段々と難しくなってきました。
長く働く話に戻します。
高齢になっても働いて賃金を得る生活を継続する。
外で働かず年金のみを財源に生活するのは不可能なようです。
免許を返納すると、住居に近い場所でしか働けません。
自宅に近く、仕事内容も頑張りすぎなくてもできることで、人間関係も良くて・・・。
条件が増えるほど働くこと自体が難しいです。
登り坂からフラットなキャリアにできるように
睡眠時間を短く長時間労働して実績を上げて、休みの日はゴルフをして人脈を広げて、遊びにお金を落とす生活はどこかで限界がきます。
仕事の専門性、経験も高く積み上げていく、職位が上がる、指導的な立場になる。
給与待遇も階段のように上がっていくモデルに縋っていると、できなくなったときの落差で墜落するのではないかと思いました。
キャリアの終着点を考えながらゆるりゆるりと100歳をめざしたいと思います。
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