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無重力、な、わたし、を終えて(いち)

こんにちは
こんばんは
木村です。

初noteです。

雨やだなーとかいう、6月ちょっと前に起案して
夏を越して
少し寒くなってきた頃
作品が世の中へ出て
気付けばもう冬が舞う時節

本作品をご覧になってくださった方
関係者の方
また、たまたまこの記事に目を留めてくださった方
ありがとうございます。

この作品を書くとき参考にした絵本があります。

Heart and the bottle
和名は
心をビンに閉じ込めて

主人公が子供のころ、大切なものを失ってしまい
こんなつらい想いをするのなら、こころをビンに閉じ込めてしまおう
という話です。(ざっくり)

そこでこの作品では、大人になるにつれ、つまりはいろんなものを諦めて、過去に置いていくにつれ、心が軽くなっていき、無重力になる
と形容しました。

夢を掴むんだと意気込んだあの日から
だらだらと毎日同じ事を繰り返して
生きる事に精一杯になり
いろんなことに言い訳を当て込んできました

これってまるでコロナ禍もそうだよなって
やりたい事が出来なくなって
生きる事に精一杯になって
あ、なんか同じだ

なんて思いながら
幼少期の自分と
この今のご時世の自分とを重ねて
つらつらと作品を書いていました

2年ぶりの作品
とても自分の中で小さくとも次への一歩を踏み出せた作品です。

…つづく

無重力、な、わたし、
2021年10月@池袋シアターグリーンBox in Box

わたし、は、ここにいる
ふわふわと、漂っている
いろんなものに、ながされて
おんなじ日々を、過ごしてる
少しだけ昔、わたし、は、夢をみていた
というか、夢の中にいた
張り裂けそうなくらい、大きく膨らんだこころが、
目に入る全てのものを、一瞬で夢に変えていた
そんな、わたし、わたしたち、は、知らない誰かにそそのかされて、
膨らんでいたこころを、少しずつどこかにかくしてきた
こころがからっぽになった時、
わたし、は、大人になった
わたし、は、ここにいる
ふわふわと、漂っている
いろんなものに、ながされて
おんなじ日々を、過ごしてる
こころがからっぽになった時、
わたし、は、無重力、になった
無重力、な、わたし、

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