見出し画像

【イベントレポート】まちの学び舎かわにし2024(DAY1)頼まれごとを引き受けていくのが、デザイナー・編集者の役割!?

2024年7月に始動した「まちの学び舎かわにし」。「好き!」「楽しい!」「やってみたい!」という想いを大事にしながら、自分に合った地域(まち)への関わり方を見つけて実践できる全5回の連続講座です。

DAY1の舞台は、川西能勢口駅改札出てすぐの「川西市立ギャラリーかわにし」さん。普段は川西市民の方を中心にさまざまな方が展示・発表をする場所として活用されています。

今回は入り口にまちの学び舎かわにしの展示と川西市中心市街地活性化協議会の活動紹介も。アイコンが浮いててかわいい〜。

今回の開催は「地域をデザイン?まちを編集?〜地域であそぶ全国のデザイナーと編集者〜」というタイトルで、京都と島根を拠点に活動する「株式会社出雲路本制作所」の中井きいこさんと、川西市など北摂地域で活動する「designまるさんかくしかく」の渡辺敦子さんの両名をゲストにお招きしました。

談笑するお二人。とっても楽しいお話を聞かせてくださいました!

参加者はなんと大入り満員の約80名。会場である「川西市立ギャラリーかわにし」は参加者とゲスト、運営メンバーの熱気に包まれます。参加者の方には今回のゲストの渡辺さんご提案の交流のための名札をみなさんにつけてもらって、着席いただきます。交流のためのこの一工夫が素敵ですね。

ちなみに、この日がDAY1の開催だったのですが、当日のお昼には「まちの学び舎かわにしDAY0.5」企画がまちなか交流拠点マチノマという交流スペースで開かれていたそう。主催の村政さんにもその報告をしていただきました。

「まちの学び舎かわにし」はいろいろな活用の仕方があるみたいです。ぜひ、たくさんの方に「遊んで」いただければ。

いよいよゲストのお二人の話題提供に入りますが、中井さんのお話では、各地で活躍する「デザイナー(編集者)」がどのような活動をしているのかということ、デザインや編集をするにあたっての大事な構えと考え方などについて聞かせていただきました。

中でも印象的だったのが、それぞれのローカルで活動するデザイナーのみなさんがいわゆる専門的なデザイン教育を受けた人ばかりではないということでした。むしろある種の野良仕事のように、地域での困りごとにいろいろと対応していく中でデザインスキルを獲得していったという話が筆者としてはシビれました。

狭義の意味合いのデザイン(ヴィジュアルデザインやプロダクトデザインなど)のみならず、地域で活動するデザイナーはより広い視野で、あるいはより前提から考えるデザイン的スキルおよびマインドセットが重要だというお話も頷きです。かっこいい見た目をつくることだけではなく、関わる仕組みをつくったり、地域の人の発露の機会をつくったり、売れる販路まで一緒につくったり。さまざまなスキルやネットワークが求められますものね。

渡辺さんのお話では、普段されているデザインのお仕事の話からスタートし、立ち上げられた「morning market kawanishi」のお話も。動画形式でのプレゼンが大変ユニークで、会場も大盛り上がり。

プレゼンの随所に笑いを入れてくるあたりがさすがです。

渡辺さんは、起業してから3年間は「頼まれごとは全部やってみる」精神でいろいろなことにチャレンジされていたそう。そのお話がビタッと中井さんのお話ともつながりますね。地域で聞こえてくる声やニーズ、思いもよらないチャンス(ピンチ?)に応えることの重要性をひしひしと感じました。

会場には渡辺さんが一緒に活動される方やお仲間などもたくさん集まっておられ、川西での渡辺さんの愛され具合を感じる一幕も。

お二人の話題提供とセッションのあとは、会場も交えての交流会。継続的に参加したい、次回以降は運営にも関わってみたい、などの声も聞かれ、運営一同大変うれしい限りです。

今後も続いていく「まちの学び舎かわにし」にぜひご注目を。まだ申し込みできる回もありますので、関心のある方はフォームをご覧ください。

◉まちの学び舎かわにし申し込みフォーム
https://forms.gle/Rvb1KuFXy7ajHBXz7

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?