見出し画像

【インターン体験記】「こわかったインターンで見つけた自覚と自分の言葉を持つかっこよさ」宮澤まさき

こわさと向き合ってみました!

「どうしてここにあるのインターンに来たの?」
何度も聞かれたこの質問に私は半分くらい嘘をついていました。
(聞いてくれたみなさんごめんなさい、半分は本当です笑)

3月12日から17日までの1週間、インターンの見習いとして勉強させていただきました、大学3年生の宮澤まさきです。

「ミーツ・ザ・福祉」に参加して、ここにある会社説明会を聞いて、過去のインターン生の話を聞いて、インターンを決めました。今までになく心から楽しめたミーツ・ザ・福祉、この場を仕事としてつくるとはどういうことなのだろう。コミュニケーションが大事なのは頭ではわかっているけれど、ここにあるに関わる人みんなが意識してることがひしひしと伝わってくる「ここにあるのコミュニケーション」とはどんなものなんだろう。純粋に知りたいと思ってわくわくしていました、これは聞かれるたびに答えていたことで間違いなく事実です!

しかし、もう半分、楽しみな一方で私はここにあるに行くのがものすごくこわかったです。でもそのこわさをここにあるに行くことで乗り越えたいとも思っていました。この1週間で感じたことを振り返ってそのこわさとはなんだったのか書いてみます、悪い話ではないです!笑

私が1番ほっこりした子牛愛を広めているイベント1シーン。この後牛のえさを匂ってみました、ここはショッピングモールのど真ん中です。

仕事としてのこだわりを体感する

インターンの内容としては議事録を取ったり、レポートを書いたり、イベントの当日お手伝いをしたりと、様々でした。1番最初の仕事はオンラインミーティングの議事録をとることでした。自分のやることを周りに共有する、スケジュールを宣言して守る、誰が読んでも伝わるような書き方をする。社会人として基本的なことかもしれませんが、議事録1つで、細かな意識の徹底で仕事が成り立っているのだと感じさせられました。

徹底度のすごさはどのメンバーからも発されていました。「イベントに向けてミーティングをする、そこでこれを決めたい、そのためにはここまでにこれが必要、だからこういうものを用意しよう」ミーティングの次第を作るためのミーティングから始まり、全てが逆算の連続でした。高校生メンバーがとことん話し合って一つずつ課題を見つけているのを横で聞いていて、もはや若いのにすごいなとかではなく、ひたすらかっこいいしどんなものが生まれるのか見たいとわくわくさせられました。仕事だからとはいえ、付き合い方が真摯で、絶対最後まで見届けたいと楽しみにさせられるものをつくっている人ばかりだと思いました。

まちあるきで見つけた素敵な場所、どこにあるかはみなさん尼崎を巡って見つけてください。

とにかく自分の言葉で伝えることが求められる環境

朝礼やランチミーティングというラフな場で、ビジョンや価値観について、良い意味で重い話が出るのは、ここにあるの特徴でした。それぞれが自分はこうしたいという考えを持っていて、それぞれの「ここにある観」を表す言葉を持っている。恥ずかしがることなくそれを互いにぶつけられる場があるし、そうすることが求められるから互いに感覚を磨きあって鍛えられていくように見えました。私は人と話すことは好きですが、会話への苦手意識がありました。同世代のメンバーがふらっと突如、「自分はここにあるはこういうところだと思っていて、自身はこうしたいと思っている。」と話しだしたとき、その姿に憧れたし、自分にはできないと恐れも感じてしまいました。

藤本さんから話のレイヤーを変えるファシリーテーション能力など、場づくりのときの脳内構造についてテクニック的な話もありました。コミュニケーションにおいてどのメンバーも緊張感を持っている感じが伝わってきました。その中で印象的だったのが、場に何を提供できるのかを考えながら話しているという話です。そのあとから、人と話すときはその言葉がちらついて、そのおかげか初対面の人とも深いレベルで話せることが増えた気がします。

若手勉強会の懇親会は会場会議室でおばんざいを食べるスタイル、私が話に熱中して食べ逃しただし巻きを誰かが輝かしく撮影。

ここにあるの周りには自分のやりたいと向き合う人が集まっている

ここにあるが運営するセミナーに実際に参加させていただき学ぶことも多かったです。大手企業の若手向け勉強会では、部署が違うと業務内容も分野も全く異なり、本当に色々な人が集まってやりたいことを見つけていました。若手だからこそ自分がやりたいことを自分で見つける場がしっかりとあることに感動したし、すごく互いに触発される場だと感じました。会話する参加者のみなさん、お話の内容が面白いのはもちろん、それに自分の熱意がすごく感じられて、こんなキラキラした大人がこんなにたくさんいたのかとはっとさせられる場でした。

一方で、地域の様々な属性の人が課題やアイデアを持ち寄り何かにつながればというゆるゆるとした場にも参加しました。雰囲気は全く違えど、そもそもその場自体に人が集まるのはなぜなのか、すごく考えさせられました。

ここにあるの周りには、まちづくりの先駆者からの講演で出てきた熱源という言葉がまさに当てはまる人ばかりだと感じます。自分の日常から感じたモヤモヤを昇華させようと熱心に考えている人たち、その熱意が周りに伝染していく。私自身も初対面の方の送別会に参加して、自分の人生をとことん話したうえでやる気をもらいました(笑)

土から生まれたみんなのアートはお焚き上げで土に還ってまた新たなアートになるそう、見に行きたい!

ここにあるって結局どんなところ?

ここにあるの会社説明は帯がついた本当に素敵なパンフレットです(急に宣伝笑)。ちょうど完成ほやほやが届き、見せていただきました。藤本さんも、ここにあるが視覚上でよく表現されているとおっしゃったうえで、結局ここにあるは「なまもの」だからとおっしゃっていました。どんな人も会社も移り変わっていくものですが、ここにあるは特になまもの度が強いなと、その言葉がしっくりきました。メンバーそれぞれの彩りが強いし、熱意やパワーもすごい、それが合わさることで毎日毎日会社の様子も変わるだろうと。ここにあるの変化は何かわからないけれど見ていて楽しいものだと感じます。

インターン2日目の時点で、ここにあるで何がしたいの?と聞かれ、私は答えられませんでした。見てみたい、知りたい、そこから吸収したいという思いが強かったし、実際1週間ではそれが限界だと決めつけていたところもありました。インターン期間中それがずっと引っかかっていました。具体的にプロジェクトで気になるものももちろんありましたが、抽象的だけどこれがしたかったのかなと振り返ってみてわかったことがありました。それは自分のここにある観を持って、語れるようになることです。何か仕事をしたわけではないので図々しいなとは思いつつ、ここにあるっぽさを語れるメンバーの自覚がかっこいいなと感じたことがやはり自分の中で憧れとして残っています。

インターンを終えて帰ってみると、すごく静かです。人ととことん話す機会、特にビジョンを自分の言葉で伝えようとしあい、共感しあう機会が圧倒的に減りました。頭の普段使ってない部分を使って良い意味でものすごく疲れました。ここにあるに対して感じていたこわさは自分が苦手だと潜在的に思っていること、うらやましいなと思ってしまうことの表れだったように思います。そのこわさが払拭し切れた訳ではありません。これをいい経験だったなで終わらせたくないと思ったし、じゃあどうしたいのか考えることがここにあるっぽいかなと思って今も頭を働かせています!

読んでくださりありがとうございました。インターンを受け入れてくださった株式会社ここにあるのみなさま、イベントやミーティングの場で関わらせていただいたみなさまにお礼申し上げます。そして今後ともよろしくお願いいたします!

インターン同期にも大感謝!ここにあるにいると何故か学生との縁も沢山つながります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?