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【インターン体験記】「私を見てくれる場所」増本咲枝

こんにちは、徳島大学総合科学部社会総合化学科3年の増本咲枝(ますもと さえ)です。私は3月13日から18日までの1週間、株式会社ここにあるで短期インターンとして勉強させていただきました。
インターンすることになったきっかけは、おつかいチャレンジでした。SNSを通しておつかいチャレンジに興味を持ち、徳島県の小さなマルシェで実際に企画運営しました。見よう見まねで学生のみで行うため実施できたものの改善点ばかり。さらに明確なビジョンを持たないままの実施のため改善点が多く見られました。その経験から、会社の事業として行う様子やイベントまでの密度に興味を持ち、短期インターンさせていただくことになりました。

こども帝国で紙飛行機屋さんをするこどものお手伝い。どうしたら喜んでもらえるかな?と一緒に考え、それぞれの紙飛行機に名前を付けて行くことに。「スカイキング」等の素敵なセンスでほっこりしました。

いろんな方との出会いと学び

ミーティングに議事録係として入ったり、実行委員会の会議に入ったり、イベントで出会った方と対話したり、その後の懇親会に参加したり。本当に多くの方との出会いがありました。初めて出会う方との場において、藤本さんがおっしゃられていたことを意識し、「私はこの場に何を提供できるのか」について考えることが多くありました。その結果、自分自身について考えている悩みや課題についてとことん話すことができたと実感しました。

自分自身が意識することで言動が変化したこともありますが、それ以上に相手やその場の心理的安全性がしっかり守られていたからだと感じています。楽しく吞んでいた居酒屋でも、ふとした話から自分自身を内省し、話題に対して考えたり悩んだりできる深い時間をみんなで共有することができました。初対面でもその場を通して自分自身の弱さに向き合い話をしてくださり、私の弱さにも向き合ってくれる。そんな場がここにあるのまわりには溢れていました。

私を見てくれる、成長させてくれる場所

ここにあるは、肩書きに捉われず私を見てくれる場です。私がどう思うのか、何をしたいのかを見て聞いてくれる環境があります。今まで肩書きや能力に囚われ、物事を偏った視点で見られる経験や自分自身も見てしまっていた経験から話しはじめるときに緊張したり、伝えることに対しての苦手意識があったりしました。「◯◯に所属しているあなた」ではなく私自身を見てくれる環境に安心でき、もっと私を知ってほしいと思えるように変化していきました。ときにはアドバイスをくださり、苦手にチャレンジできるように促してくれる。私と向き合ってくれる環境がここにあるにはありました。

言語化の繰り返し

慣れないことの連続で毎日疲れて帰って来ていました。感覚としては、日常では使わない、頭の奥の方を使うような新しい疲れ。大人数に向けて自己開示したり常に感じたことや考えの言語化を求められる環境に戸惑いつつ、「あなたはどう思う?」「それはなんで?」と問いかけてもらいながら言語化を繰り返していました。

単に面白かった!という感情ではなく、そこに「なんで?」を繰り返していく。そうすることで少しずつ自分自身の考え方や物の見方がわかりました。言語化を繰り返していくことでだんだん慣れていきました。毎日さまざまな場面において言語化を求められることで、常に自分の考えを持つことができるようになりました。

話の内容をどこか他人事として聞いていたため、いい質問が浮かばなかった私ですが、相手の話を抽象化させたり具体に落とし込んだりすることを意識し、自分ごとに置き換えて話を聞いてみることができるようになりました。

モノの見方のアップデート

「モノの見方は知る機会がないと増やすことができない」と話すのは藤本さん。私は自分自身と似たような属性や年代が集まる場に所属することが多く、閉鎖的な環境で生活していました。そのため、サマセミの実行委員会の様子が印象的でした。年代・所属・性別が異なる地域の方が集まり、自身の視点や考えを共有している場にワクワクすると同時に学びや視点の違いを強く感じました。

モノの見方の段階を変化させ物事の奥を見てみたり、正面から考えてみたり。モノの見方を知りアップデートすることでどんどん見える景色が増えていきました。視点は教えてもらわないと、増えることがないし一方に固まってしまう。いろんな方と出会い会話や考えの共有を大切にする会社なんだなと感じました。

尼崎市とボランティアの皆さんで運営している「みんなのサマーセミナー」実行委員会の様子。小学生からシニアの方まで幅広い人が集まり笑いが絶えない空間に驚きました。

わくわくの共有と実現

1ヶ月後に開催される土市のミーティングに入らせていただいたとき、キラキラ目を輝かせながら話し、実現のために互いに協力し、新たなワクワクを持ち寄っている感覚がありました。

さらに実現までの行程の深さと熱量。実現に向けて何度も意見をすり合わせて話し合う様子は印象的でした。自分自身の好きを互いに受け入れることができる場づくりがあるからこそ実現しているイベントだなと感じました。仕事としてイベントを企画するときにワクワクは生まれないと勝手に予想していました。互いが安心できる場をつくり、会社として様々な方が関わり合いワクワクの実現に向けて動くための向き合い方・こだわりを感じました。

最後に

私は1週間の短期インターンを通して、追いつきたい方にたくさん出会えました。いろんな方と出会い、会話や考えの共有を大切にする会社なんだなと感じました。
自身の言葉でものごとを捉えることができる方。自分の大好きを伝える方。私の見えてなかった新しい視点を教えてくれる方。ここにあるのまわりにはたくさんの強さをもった方がいました。一人一人が取り組む理由を持って関わり、場をつくっている。そんなみなさんと今後も関わっていき、もっともっと視点を吸収したいです。1週間という短い期間でしたが、たくさんの学びをありがとうございました!


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