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今世界を救うのは、個々の想像力と自制心だ♡

未知のウイルスとの戦いにおいて、人それぞれに違いすぎる危機感と温度感。その差を埋める鍵は一体なんだろうか?

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これは、政府がスポーツやイベントの自粛要請を出してから2週間ほど経った週末3月15日の朝8:00頃の立川駅の様子。

普段の週末の同じ時間帯に比べて、その人の少なさに驚き、ふと思い出したのは3.11直後のヤシマ作戦。

この駅の様子見て、やっぱり日本人は、やる時はやるんだな〜なんて思っていたのだけれど、そういうことでもなかったようだ。この時はまだ、皆なんだかよく分からない『新型コロナウイルス』というトピックに『反応』していただけなのかもしれない。

今回のコロナ自粛がヤシマ作戦の時のように足並み揃わないのはなぜだろう?

思うに。あの時は皆が同時に同じ経験をした。想像力を働かせる必要なんてなかった。私を含め都内に暮らす人達も味わったことのない恐怖と不安の中にいた。『非常事態』であることが分かりやすかった。

だけどコロナは違う。
状況は違えど、今だって『非常事態』なのに、水や電気のライフラインも滞りなく、交通機関も平常運行、外へ出れば人もそれなりに行き交う街の中では、『非常事態の緊迫感』を共有するのがこんなにも難しい。

人それぞれに違いすぎる危機感と温度感。
それを埋めるのはなんなのか?

答えは、個々の想像力と自制心だと私は思う。

例えば、観光地へ足を運ぶ人達は、自分がウイルスを持ち込んでしまうかもしれないという想像が働いていないのだろうし、仮に想像できていたのに行ってしまったというなら、それは自制心を働かせていない結果ではなかろうか。

出社しなくていい、学校に行かなくていいという前代未聞のシチュエーションに錯覚を起こしてしまう感覚は分からなくもないけれど、外出自粛=バカンスではない事を改めて肝に命じなければならない。

・・・

とは言え、身近に高齢者や持病を持つ人や妊婦がいなければ、そこに想像が至らないのも無理はないとも感じる。

私が“若者”の当時だったら、引き止める親に悪態のひとつもついていたかもしれないし、さらに白状すると、想像力だの自制心だの言っている私だっていっときは、実家への帰省を考えた。そこにいるのは高齢の祖父母であることや自身の仕事を考えるとやはりそれはできないと、その妄想を打ち消したまで。

ついつい自分の都合の良い解釈で思考停止しかねない弱さとはいつだって隣り合わせだ。

そんな私が自制心を育む一助としているのが映画。元より映画は大好きだけれど、ここ最近はこんなことでもなければ観なかったであろう感染系をあれやこれやと視聴している。

すでに話題に上がっている映画『コンテイジョン』

https://m.youtube.com/watch?v=fd8L-LC-QEM

これは「ありえなくない恐怖と不安」をリアリティをもって経験させてくれた一作でした。

もちろんフィクション。でも、自分の中に実感として持てない危機感を、映画や小説を通して高めるというのも一手ではないだろうか。

さて、明日からいよいよ増えるであろう『おうち時間』。映画でも観ながら、豊かな想像力と自制心を育み発揮しましょう♡

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