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【withコロナ】司会業ってなくなるの??新生活様式における結婚式司会者の在り方とは?

いよいよ、“新しい日常”が幕を開けますね。
コロナの終息ではなく、コロナとの共存。

「新しい生活様式」の提言を受け、昨日ブライダル業界においても公益社団法人日本ブライダル文化振興協会によりガイドラインが発表されました。今後の結婚式像が浮かび上がってきた気がします。今日は竹本目線で、withコロナ時代の結婚式、そしてブライダルMCはどうなっていくのか?その未来予想図について書いてみます。

司会業ってなくなるの?

緊急事態宣言下、自分の仕事は一体どうなってしまうんだろうと思った方も少なくないはず。私ももちろんそのひとりです。

司会業でいえば、今、イベントやセミナーもオンライン化。そしてオンライン結婚式というワードも耳にするようになりました。現場ありきの司会業。オンラインの流れとともに、司会者のニーズもなくなってしまうのでしょうか?

私はそうは思いません。この波に呑まれて結婚式の文化が消えてしまうとは考え難いですし、新しい生活様式においても、司会者の持つスキルや経験がお役に立てる場面は決して少なくないと思うのです。

新しい生活様式における結婚式のスタイル4パターン

とはいえ、この数ヶ月で人々の価値観は確かに大きく変わりました。オンラインという便利ツールは益々浸透していくでしょうし、屋内に人が集まることへの不安感はすっかり定着しています。「新しい生活様式」が新常識となるwithコロナ時代においては、結婚式のスタイルは大きく変わっていくでしょう。それぞれについて、司会者にはどのような対応や変化が求められるでしょうか?

1.従来通りのスタイル
これまで通りのスタイルもなくなるわけではないと思いますが、ガイドラインに基づき、その中身は確実に変わります。MCを含むスタッフもマスク着用がスタンダードとなれば、司会者は特にマスク着用でも表情豊かに見えるよう心掛ける必要がありますし、インタビュー等のマイク共用も極力控えるべきでしょう。自分でも消毒シートを用意しておくとベターですよね。さらに、進行面においても、歓談のフリータイムはゲストが集まりたいのに集まれない・・という気づまりを回避すべく、演出重視の傾向が戻ってきたり、人気の各卓フォトを悩むお2人もいらっしゃるでしょう。その時、司会者としてどのようなアドバイスができるか?制約がある中でも楽しめるアイデアや工夫をご提案できるよう、これから現場に立つ方は、ガイドラインには必ず目を通し、想定しうる変化や対応に備えておきましょう。

2.少人数でのウェディング
新しい生活様式の実践例」として公表されている資料には、冠婚葬祭も含まれ、「多人数での会食は避けて」と明記されています。となると、自ずとご親族やごく近しい方のみを招いての少人数ウェディングを検討する新郎新婦も増えるでしょう。そこに、司会者のニーズはあるでしょうか?これは、今まで通り、需要はあると思います。ご経験のある方はお分かりかと思いますが、「少人数」こそ、司会者にはより一層の“場を整える”チカラが求められます。ウェディングに不慣れな会場で、プランナー不在の場合もありますので、少人数の時の場の整え方や進行のプランニング力も鍛えておかなければなりません。

3.屋外ウェディング
これまでは、どちらかというと少数派だった屋外ウェディングも、今後は珍しくなくなってくる可能性もあります。この場合は、司会者にもより一層臨機応変な立ち回りが求められます。これまで、司会台からあまり動かずに司会をしていた方は、進行表を片手に歩き回りながらアナウンスすることにも慣れておいた方がいいでしょう。少人数の時にも言えることですが、現場に行ってみたらマイクが使えない場所だったということもあります。

4.オンライン結婚式
今、最もHOTな結婚式のカタチと言えるかもしれません。メディアなどでも多く取り上げられているので、司会者の皆さんも気になっているのではないでしょうか?実は先日、ある式場さまのオンラインウェディングのシミュレーションに参加させていただいたのですが、結論から言うと、これ、司会者必要です!もちろん、様々なやり方があるでしょうし、私もまだまだ未知の領域。体感として感じたことをお伝えしているだけではありますが、会場にいる新郎新婦と画面の向こう側にいるゲストの方々、時空を超えた空間をひとつに結ぶのは司会者以外にないのでは?と。そして何より、オンラインだからこそ実現できる“何か”を感じられたことにとてもワクワクしました。きっとこれから沢山のオンライン結婚式が行われ、そこから課題も見えてくるでしょうが、オンライン結婚式は今後選択肢のひとつとして定着する可能性は充分にあり得ると感じました。となってくると、私達司会者にも、これまで以上かつこれまでとは違ったスキルが求められます。そのあたりも今後、こちらでお伝えしていきますね。

今求められるのは、変化と進化

いかがでしたか?これからの結婚式のカタチを4パターン並べてみましたが、もちろん、この先どうなっていくかは私にも分かりません。けれど、大切なことは、変化を予測し、自ら進化していくこと。今後、現場に入った時に新郎新婦やゲストの温度感から見えてくることもあるでしょう。数か月後、意外と今まで通りだったな!となるならそれはそれでいい。でも、そうじゃなかったら?ここからは自ら進化を求める人とそうでない人の差はどんどん開いていくでしょう。きっと人生も同じです。気づいた時には仕事が来なくなっていた・・となってしまわないように、変化を恐れず進化していきましょう。

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