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1.仕事上のスキル「仕事術」を高めるには

はじめに

 平成31年4月28日、「Note 一日一答」の初日にふさわしく、仕事上のスキルとして「仕事術」を高めるには、ということで、お話を始めたいと思います。

1.仕事上のスキル
「仕事術」を高めるには

「仕事のできる人」というのは、どの世界にもいるものですね。

 今回、そんな「仕事術」をお題にいただいて、最初に仕事のスキルを考える上で、一番大切なポイントだと考えたのは職種です。どんな職種か、ということでした。

 職種には、個人店主や匠の技など技能を持つ方もいらっしゃると思うので、このような個々人(スタンドプレー)としての「仕事術」は、集団(チームプレー)とはまた違った趣があると思います。

 でも、仕事として、ボクたちが担っているのは、大概集団に関わるものなので、いずれにしてもチームワークの視点が必要ではないかと思うのです。

「THE TEAM 5つの法則」

 これを非常に面白い方法で分類している方がいました。モチベーションエンジニアの麻野耕司(あさのこうじ)さんです。最近「THE TEAM 5つの法則」という本が出版されています。


 内容を完結に言えば、「チームの構造を理解し、自分がチームでの役割を知ることによってシナジー効果を生み、チームの魅力が発揮できるようになる」と、私的に解釈するとこのような内容ですが、では、その具体的なことをほんの少しだけご紹介しましょう。

 この本は、経営管理をされる方はもちろん、チームの一員である一般社員の方にもチームの考え方に新たな視点を与えるものだと思います。

 その視点は、「環境変化の度合い」と、「人材連携の度合い」、という二つを軸とした関係性が図示されています。

 自分のチームと相手チームとの比較で、同じ色合いのチームとの関係性にも意識を向け、図に示すように、縦軸に「環境の変化度合い」と、横軸に「人材の連携度合い」の二軸でそれぞれスポーツチームとの関係性であらわしているところも面白いと思います。

チームの「環境変化の度合い」とは

 スポーツチームにとっての「環境変化の度合い」とは主に「相手チームの作戦や行動が自チームにどれくらい影響するか?」だといいます。

 例えば、相手チームの選手と体が接触するスポーツは「環境変化の度合い」が大きく、一刻一刻と変化する相手の動きに合わせて自分達の動きを変えるようなイメージです。

 柔道団体戦型やサッカーは、他チームの選手と体の接触が多いことから、この環境変化の軸が大きいと言えます。

チームの「人材の連携度合い」とは

 また、スポーツチームにとっての「人材の連携度合い」とは主に「同じチームの選手同士の連携がどのくらい必要か?」という視点で、同じチームの選手と同じ時間に一緒に競技するスポーツは「人材の連携度合い」が大きく、同じ時間に一緒に競技をしないスポーツは連携度合いが小さいといいます。

 例えば、サッカーと野球は、同じチームの選手が同じ時間に一緒に競技を行うため「人材の連携度合い」が大きく、柔道団体戦と駅伝は同じチームの選手は、それぞれが違う時間に競技をするので、「人材の連携度合い」が小さいのです。

この四つのチームのタイプを、ビジネスに当てはめると、

駅伝型 ⇒ メーカーの工場の生産チーム

柔道の団体戦型 ⇒ 生命保険の営業チーム

サッカー型 ⇒ スマホアプリの開発チーム

野球型 ⇒ 飲食業の店舗スタッフチーム

のように区別ができるといいます。

この大前提のもと、本書ではABCDEの頭文字から

Aim(目標設定)の法則

Boarding(人員選定)の法則

Communication(意思疎通)の法則

Decision(意思決定)の法則

Engagement(共感創造)の法則

 の五つについて「チーム」に必要な観点を述べています。

 今回は、導入として、仕事のスタイル、仕事のタイプをどのように見分けるのかを、一例を以てご紹介しました。

 営業畑や、事務職、人事管理、などの会社の部署としても、仕事のスタイルやフォームでどのチームに近いか変わることもあると思います。

 今まで仕事のタイプとしては、ホワイトカラーやブルーカラー、管理職と一般社員、経営側と従業員、などの対比で考えていたものを、大枠で二軸、四分類としたことで、比較の視点や、そこから考えられる職種の色(カラー)を新たに生み出したことが画期的だと思います。

  詳細は本をお読みいただければよいのですが、まずはこれを参考に、ご自分がどのような職種に当てはまるのかをタイプ別に見てみると良いでしょう。

  もちろん社会人として、最低限のマナーやルールを守るというのは、当たり前のことですが、それ以上に、自らの人生に磨きをかけるために、このようなチョットした情報からヒントを得て、ご自分の立ち位置を見直すことからスキルアップとしての「仕事術」を身に付けて参りましょう。

 このnote一問一答シリーズは、これからも仕事に関するスキルや「仕事術」について関連する事項がたくさん出てきます。

 そして、最終的に「こころから研究所」が目指す、次世代の新しいOS(オペレーション・システム)である「こころの立体モデル」に、これらの仕組みを埋め込んでいきます。

  今後も、トークライブを楽しみに書いていこうと思います。あと20日!

  最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。

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