『数字の象形』《おとぎばなし》「7」
「7」
さて、また空間を見直すときがきたようじゃ。
直線は空間を意識し、その領域を確認するサインじゃ。
「4」の次に、直線のみで構成されておるのは「7」じゃ。
「7」も空間を見る。空間との遊びじゃ。
空間は常に開かれておる。
わしらの中におるもう一人の自分にじゃ。
数とは、あらかじめ定められた、双子の片割れなのじゃ。
常にもう一人を探しておる。
その姿は似たもの同士じゃから、なかなかみつけられないがの。
そうじゃ、ちょうど鏡映しのようになっておる。
数には順序があるようにの、
この順序がわしらの意識の成り立ちを表しているのじゃ。
ガラス細工のように、その象は熱を加えなければ変化はせん。
その工程を飛び越して、次の段階に進むことはできんのじゃ。
それは、他者を発見することじゃ。
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