消化吸収ツアー3【消化は「脳」から始まっている】

こんにちは。あやです。
消化吸収ツアーの3回目です。
今回から、消化に関わる器官を一つ一つみていきます。

まずは、脳、です。

最初が、脳?って思われるかもしれませんね。

でもね、みなさんが口の中に食べ物を入れる前、これが、とっても大事なんです。

料理をしている音、見た目、匂いをかいだり、食べ物を口に入れただけで飲み込まなくても、食感や味を感じた時点で、私たちの体は、食べ物が入ってくると予想して準備を始めるんですよ。

唾液や消化酵素が分泌されて、食べ物を迎えようとしたり、心拍数や血液の流れまで変わるんです。

甘いもの大好きな人なら、口に含んだ瞬間に、血糖値をコントロールするホルモン・インスリンが出始めます。

すごいでしょ。

脳で、それが食べ物であると、認識した時点で消化は始まるんです。

「うわ~、おいしそう」
「いい匂い、そそられるわ」
「カリッとした食感がたまらない」

そんな幸せな気分で食事を始められると、「これから食事だぞ~!」って、脳から、メッセージが伝えられ、消化器官が、思う存分仕事が出来るように環境が整います。

だからね、

たとえ、お料理が苦手でも、盛り付けをちょっと工夫して、きれいなお皿を使ったり、ステキな音楽をかけたりして、良い気持ちで食事をすることは、とても大事なんです。

ところが・・・

「うげっっっ、これ、嫌いなやつだ」
「ほんとは、これ、体に悪いんだよね」
「つきあいだからしょうがない、食べるか・・・」

なぁ~んて、ネガティブな気持ちでいると、

「やばいものが入ってくるぞ。要注意!」

と脳から指示が出て、体中にストレスホルモンが巡って、消化吸収が上手くすすまないの。

だって、ストレス状態というのは、ライオンに追いかけられているようなもので、消化吸収にエネルギーを使うよりも、逃げることに使ったほうがいいでしょ。

そんなストレスがある状態を、前回ご紹介した4つのポイントに当てはめてみると・・・

<消化>

胃がぎゅっと締まり、食べ物を受け付けなかったり、消化に必要な酵素の出が悪くなる

<吸収>

血流が悪くなり、栄養を吸収することが出来ない

<環境>

腸内細菌が、毒素を出す

<排出>

腸の動きが鈍くなって便秘、もしくは、痙攣を起こして下痢になる

などなど、他にもいろんなことが複雑に絡み合って不調の元となります。
私がコンサルテーションを行う際にも、ここは、重要ポイントとしています。

そりゃね、いつでもご馳走や大好物が食べられるわけではないですよ。
食べたくないものも、食べなくちゃいけないときもある。

でも、、、

どっちにしても食べるなら、喜んで食べようではありませんか。
そしたら、食べ物は私達の味方になってくれます!

次回は、「口」がテーマです。お楽しみに♪
Love...Aya

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