#5ホラーエンタテイメントYouTube番組「ゾゾゾ」。落合さんの「はたらく」ができるまで。
今回の「あの人の“はたらく”ができるまで」は、落合陽平さん。
ホラーエンタテイメントYouTube番組「ゾゾゾ」にて、メインパーソナリティーを務める落合さん。
今でこそ、数々の企業とコラボし、YouTubeの総再生回数は1億3000千万回を超え、チャンネル登録者数88万人の人気者。
そのような落合さんの「はたらく」はどのようにして創られてきたのだろうか。
もんじゃ焼きを食べながら話を聞いた。
しかし、今回の「あの人の“はたらく”ができるまで」は異例回です(笑)
いつもなら、現在の「はたらく」ができるまでの流れや、転機となる出来事、思考過程を聞いたりするのですが、「謎に包まれた落合さん」という、いわば「妖精のおじさん」状態を維持すべく、謎は謎のままにしておこうと思った為、このような体裁となりました。
「恵比寿、白シャツ事件」
―もんじゃ焼きをつつきながら色々とお話を聞いてきましたが、教えて頂けますか?これまで「働いていた時」に「ゾゾゾ」というホラー体験があれば。
落合さん お話しましょう (笑)
ーぜひっ!
落合さん あれは、恵比寿で会社をやっていた頃のことです。たまたま、その日は私ともう1人しか社内にいなかったんです。
―何か気になる始まり方ですね。
落合さん 完全なる「とばっちり」なのですが。
―とばっちり?
落合さん ええ。私は100%悪くない、完全なる「とばっちり」なのですが。
ーほう。
落合さん その時の会社は、エレベーターを降りるとすぐに社内、という作りだったんです。
―エレベーターを降りてもドアがなく、そのまま社内に直結した作りだったんですね。
落合さん ええ。そして、ある時、エレベーターが開いたんです。
―ほほう…幽霊でも(笑)?
落合さん いえ、そこには、シャツの第4ボタンくらいまで全開の方がいました。
ーん?
落合さん 上下真っ白なスーツを着て。
―ん?明らかに日常の1コマではないですね。
落合さん そうなんです。第4ボタンくらいまで全開の方。そして、隣にはもう御一方いました。
ー計お二人が、エレベーターから降りてきた、と?
落合さん ええ。
―落合さんのお知り合いで?
落合さん まさか(笑)そこからです。降りてくるなり、ものすごい剣幕で「〇〇だせー」と叫ぶんです。それはもう、ものすごい剣幕、声量で。もはや怒号ですね。
―明らかに常軌を逸している状態ですね、、それでどうされたんですか?
落合さん 困りました。「〇〇だせー」という〇〇さんは知らないし、かといってなかなか帰らないし。でも、よくよく話を聞くと、〇〇さんという方は、我々が借りた事務所の前の借主だったようで。
―なるほど。それが分かって、説明して、すぐ帰ってくれたんですか?
落合さん いや、ソファに座り、「喉が渇いたなー」と仰り、全然帰ってくれない(笑)
―あらら
落合さん でも、これはチャンスだと思ったんです。
―チャンス(笑)?
落合さん ええ。「喉が渇いたなー」と仰る。なるほど、と。
―どういうことでしょう(笑)?
落合さん 「喉が渇いたなー」→「飲み物が必要」→「もう1人の社員に外出を依頼する」→「その社員が警察を呼んできてくれる」です。
―なるほど!確かにチャンスですね。
落合さん ええ。なので、すぐにその社員に「急いで何か飲み物を買ってくるように」と言いました。
―良い方向へ展開していきそうですね!
落合さん はい。その2分後くらいでしょうか。その社員がダッシュでジュースだけ買ってきたのは。「買ってきましたー!!」と言っていました。
―えええ!?(笑)まさかのジュースだけ(笑)?
落合さん ええ。文字通り、ダッシュでジュースを買ってきてくれました。少し息をきらしながら。
―その従業員さん、とっても好きです(笑)
落合さん 私はさすがに小声で「違うでしょ?」と言いました。「もっと他にあるでしょ?」と。
-(笑)働いている時にも「ゾゾゾ」は身近にあるんですね(笑)本日は、貴重なお話をありがとうございましたー!!!
今回、一見すると「はたらく」という文脈から、大きくかけ離れたような気がしないでもない。
しかし、「そんなことはない」と言いたい。
なぜなら、「はたらく」とは「いきる」ことであり、その意味から言えば、その時の落合さんはとても懸命に“生きていた”であろう。こんな感じでまとまるだろうか。
それにしても、落合さんとの会話は楽しかった。その中で、「はたらく」に関連する1つ言葉が心に残っている。
それは、「好き」という言葉だ。
落合さんはそのように言った。
それは、YouTube活動を支える原動力になっているのかもしれない。
「好きなら続けた方が良い。」
「好きなことを続けると嫌いになってしまう。」
「本当にそれ、好きなの?」
「好き」と「はたらく」の関係性。それは、様々な視点から眺めることができるだろう。
実際、「好き」を「仕事」にしている人は、どのような「バランス」だと心地良いのだろうか?
「解」は人それぞれだろうが、そのような「問い」をもらった気がした。
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