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プロカウンセラーの聞く技術

子育ても聞き手モードがいいらしい

関係が身近であればあるほど、人は口を出したくなる
が、それは不要…というか成長の妨げになる

自分では身の回りのことがほとんどできない乳幼児ならばともかく、
人の子は大体5歳になれば身の回りのことは自分でできるようになり
10歳になる頃には親が子どもに教えてやったり言って聞かせることはなくなるのだそうだ。

潜在意識が閉じてしまうと言われているのも「10歳」
第二次性徴が現れてくるのも「10歳」

「10歳」とは体も心も頭も大人への一歩目を踏み出す、そんな時期なのかもしれない。

では、10歳までに親はどんなことをしてやればいいのか
言い換えるなら
子が10歳で大人の一歩目を歩き出せるための必要なこととはなんなのだろう。

筆者によれば、その第一のコツは
「小さいときに子ども中心にあそんでやること」

プロのカウンセラーが子どもの診療でやること、
それが「遊びにとことん付き合う」ということだそうだ。

子どもに何か問題があって治療する際にすることが「とことん遊ぶ」だなんて…

専門家たちは子ども達と一緒に遊ぶ中でストレスとなっている原因を探っているそうだが、中には原因が分からなかったとしても
気が済むまで遊んでもらったことでストレスがなくなり、心理的な症状がなくなってしまうことも多いらしい

子どもの「遊ぼう」は
大人の「ちょっと聞いてよ」に当たり
【ちょっとストレスが溜まってます】の合図なんだって。

さくらさくらんぼ保育の先生に言われたこと

この本を読んだ日の日中、
子ども達と一緒にさくらさくらんぼ保育で取り組んでいるリズム体操の体験に行ってきた。
(斎藤公子先生の本で感動した話はまた別で書くとする)

その体操のあと、カフェでご飯を、という流れになり
さくらさくらんぼに40年以上携わっている大御所先生とお話しさせていただく機会があった。

子ども遊びから感じること
絵画から見る子どもたちの発達段階の事…
聴く話どれも新鮮で面白かったのだけど、
「いろんなことやりたくて時間が足りませんね」と私が言うと
その先生はちょっぴり寂しそうに

「今は、子どもとたくさん遊んでほしいわ。仕事をバリバリするのなんていつでもできたな、って今になったら思うの。わたし、子どもからの電話を『母は今仕事です』って切ってきたこと後悔してるのよ」

と話してくれた。

立派に育ったお子さんたちだけど
受験の相談もしてこなかったし
最近どう?の電話もない
【因果応報】だわ、って。

うぅうううん…と心の中でうなってしまった

仕事、ばりばりやってたら
「母は仕事中です」って私めちゃめちゃ言いそうなんですけど。
てゆーか、今でもスマホやPCしながら言ってるぞ。

母が仕事を頑張ることのここに難しさがある。
母が仕事をやりたい時期って経験はあって頑張れる体力のある30~40代の事が多い。

遊びこむことを保育園や学童でカバー出来たらいいんだけど…

って、保育するのは私だよ、と
また他人の子どもの事ばっかり考えてしまう自分にツッコミを入れるのだった…

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