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ゴーヤーチャンプルー

 毎日、アホみたいに暑い。

 正直、ここまで暑いのに外に出て当たり前のような顔をして仕事にいくなんて、狂気の沙汰ではないかと思うことがある。
 もうできることならサボりたい。
 てゆうか、みんなで海に行けばいいのだ。
 暑さを受け入れたら、少々暑くてもしんどくはない。

 そんなアホなことを考えるぐらい、暑さでどうにかなっているボクだけど……
 毎年、暑くなると必ず食べるものがある。

 それはゴーヤ。
 別名『ニガウリ』なんて呼ばれていて、確かに生で食べるとあり得ないぐらい苦いものではある。
 ただこの苦い味は火を通すと和らいでくる。
 この苦い味と塩味が混ざると癖になる味なのだ。

 こればかりは好みが分かれるところだと思うけど……

 聞けばゴーヤには血糖値を下げる効果があるというではないか。

 健康のために何かを続けると言うことはあまりなく、むしろ身体に悪いことばかり続けているボクだが、たまには身体のことを考えないといけないなと思うようになってきた。
 おっさんは無理はできないのだ。
 今まではなんとか大丈夫だったのだけど、そろそろ夏の暑さに負けそうな気がする。

 毎年、そうやって同じことを言いながらゴーヤを購入しては食べている。

 それは夏バテ予防に良いとどこかで聞いたからなのだけど、食べたからといって特段、しんどさがなくなるわけでもない。
 たぶん、寝込まないところをみると、効果はあるのだと思う。

 そんなわけで、今年も食べないとなあ。

木綿豆腐の水切りが足りなかったみたいだ。

 そう思って作ったゴーヤチャンプルー。
 さっきからゴーヤと言っているけど、実は正式には『ゴーヤー』だそうだ。

 新婚の頃に石垣島の居酒屋で食べたゴーヤーチャンプルーが美味しかったなあ……などと昔を思い出しながら食べたが、自分で作ったものもそれなりに美味しい。

 そしてやっぱりあの苦味が癖になる。
 血糖値や夏バテ云々がなくても、この夏には何度か食したいものである。

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