理想の子どもの罠

「こう接すると子どもはこう育つ」
というモデルを出す時は、本当に気をつけないといけないな、と思う。

その子がラクになる、とか、その子を尊重できる、とかいう話ならいいんだけど、
「子どもの理想の姿」みたいな感じだと、危険を孕むと思う。

それは、ウチの子がこうならないのは、(もしくはこうなっちゃったのは)私の関わり方が悪いからだ、と、受け取る人が絶対いるから。
自分の在り方を振り返るのは悪いことじゃないけど、その理想型にはめようとするのは違う。
それは、その子のキャラや成長の速度があるから。
そもそも、その理想型の路線の子じゃないかもしれない。
それを、関わり方を変えたらそうなる、って思っちゃうのは間違いなくコントロールの道に進むと思う。

いろんな人がいるから、世の中は成り立ってる。
理想の関係性は間違いなくあるけど、理想の子どもなんてものは決めちゃいけないと思う。

伝える側はその意識なくても、そうならないように気をつけなきゃな、と自戒も込めて。

写真はバーベキューで炭と化した芋(笑)。

命さえ脅かされなければ、失敗も楽しいのが人生だと思う。

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