１０年越しの思いを伝えた私。

１０年越しの恋、の背景

（写真は、無関係のイケメン。でも、本人になんとなく雰囲気が似てる、彼がテレビや雑誌に出ると記事とか送ってくるので、私の憧れの人イメージが強化されている。）

会うのは２年ぶり、出会いは10年以上も前、パリで仕事していたときに会社の同僚の紹介で知り合った。

実はまだ３回しか会ったことない、って衝撃・・・

まともなデートをしたのは、はじめてだ。

はーぁ。
やっぱりかっこいい・・・

著者注：はじめて会った時すでに結婚していて、娘さんは4歳だった。パリにたくさん店舗があって、１０年前はなんかすごい人だな、と思っただけで別に恋心とかなかった。２年前、フランスに里帰りにきたときに１時間くらい会う時間をとってもらえて、その連絡したときから、なにか、恋心が芽生えたのだった。

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わたしは、やっと会えたんだからセックスしたいと思っていたが
彼は、「セックスだけして、すぐ家に帰るとか、いやだから。」
と言って、私の部屋には来なかった。

（おいおい、会ったの３回目って書いてあるじゃん、唐突だな、と思うかもしれないが、メッセージのやりとりだけは大量にしていて、昔からの友達みたいになんでも話すようになっていた。

彼は何事にもフラットで、何を言っても驚かないし、良い悪いのジャッジをしない。私のことを気に入ってくれているらしいのに、彼氏を作れとか言う。

私の身に起こることや、感情の波を、ふつうなら言いにくい秘密のことも打ち明けるようになっていた）

次回におあずけ？え？

どっちかいうと、セックスにがっかりして、
「どうしようもなく好き」とかいう思いは目減りするくらいが、
ちょうど楽なのにな・・・

と、謎の自己防衛反応を示した私の心。

好き過ぎて、苦しいのはいやだ。
がっかりしたい。

なにか、がっかりするポイントさえ探し始める・・・

奥様のこととか、仕事がしんどいとか、愚痴っぽいことを一切言わない人で、ものすごくさっぱりしている。

生身の人間なんだから、ちょっとオナラでもしてくれたら
恋心が砕け散るだろうに・・・

あ、体臭がいや、とかは最高の恋心クラッシャーなんだけど。

私は「今日はセックスしない」とキッパリ言うその男を前に
「そういう、ガツガツしてないところも好き、、、」
とか思ってしまった。

もう手に負えない。

降参するしかない。

単に、もうそんなに女の人を追い求める年齢は過ぎた、って感じもしたけど。

もっと好きになるのとか、いやだ・・・

彼が何を言おうと、いいように捉えてしまう、あばたもえくぼ状態だ。

恋の魔法。

まぁ、それも、これも、私の描く人生劇場の
スパイスなんだな。

つまらない日常を彩る、恋心

必要以上に「憧れの人」と化す、登場人物たち

もうセックス準備万端だったため、次の日の朝、
別の人を呼びつけて（といっても、2日前に連絡済み、無理に予定をあけてもらっていたんだけど。）

したかったことを全部して、すっきり。

セックスすると肌の調子もお腹の調子もいい。
セックスすると、普段はあまりない食欲さえも、湧いてくる。
活力、ってやつだ。

死にかけのじじいでさえ、若い女とやれる、となれば
勃たないモノが勃つとか勃たないとか・・・

私の女の身体のなかにあるのは、強すぎる男性性、な気がする。

根っからのハンターだ。

できるときにやっときゃよかった、と後悔させてやる。

次回に、続く・・・？

＿＿＿＿＿

以下、分析：
・・・っつーか、今回しないで次に延期して、
どうしたいのかな？

ええと、きちんと時間をかけたロマンチックなディナーと、
めくるめく夜と、
抱き合って眠ったあとの朝ごはん？

さぞかし素敵でしょうとも。

これ全部をセットでプレゼントしようとしてんの？？

それ、いつになるん？

だいたい、スーパー忙しいくせに
会いに来ることはしないくせに
そんな希望を持たせるのって、どうなの？

私は彼が、「待つに値するかどうか、キープするかどうか」を
セックスせずに判断できないんだな

待つ、ってわけでもなくて、

まぁ、いつか、機会があればしてもいいよね、枠になってしまった。

別に、しても、しなくても、いいじゃん。なんて、、、

どうしてもしたい！と

切望されたい、恋い焦がれる対象となって当然な

女王様マインドが強い私からしたら、そんなの敗北でしかないんだわ。

さっさとやって、「あーん、よかった・・・またしたい」枠
もしくは
「もういいや、友達で」枠
なのか、
クリアにしたいから、さっさとやっちゃおうよ・・・。

２年ぶりだで。

そうそう会えないのにさぁ。

キスだけで、次回へ持ち越しとか・・・

まじ、バージンぶるのやめてほしい。

１０年前に会ったときは、キスとかする対象ですらなかったから
私も、女として見られるようになった、ってことなのかなぁ。

２年前、会いに行こうと思った理由は、なんだったっけ・・・
なんか、知り合いの中ではすごい人、って思ったからだっけな。

その「すごい人」な彼に、わたしのやりたいこととか
いろいろ大きな夢を語って、
「うんうん、できそう、そういうの、向いてるとおもう」と
言ってもらえたことが、
くすぐったくて。

鏡なんだった。

大胆な、罪悪感のない人生を生きてる、
やっぱり彼は、憧れの人、だった。

ありがとう、のレターを送ったら
２時間後くらいに同じくらいの分量の
メッセージが届いたことも、
私の胸を高鳴らせた。

好き、とかって言わないけれど
必要なときにそこにいてくれたり
時間をとってくれて、行動で示してくれるの、
かっこいいよなぁ。

なんだか落ち込んでたのを察知して、
タイミングよく電話をくれたりしたでしょう？

そういうとこだよ、好きなの。

で、今回の旅で、久しぶりに友達に会って
恋心に火をつけまくった結果、
旦那さんの総合得点が上がった、という謎の結果に。

なんだろうね？

感情のジェットコースターを降りて、
穏やかな日常で
旦那さんの腕をなでたり、
寝息をクンクン、同じ空気を吸いながら
腕にしがみついて寝るのとか、が心地いいからなんだった。

めっちゃ好きやんけ、って思った。
出会って２０年、やっぱりずっと好きだし
特別な存在。

特別な存在、が何人かいたっていいし。
とにかく別格なんだよ、旦那さん。

異様にイライラしたこともあったけど、
穏やかに、暮らせていて、今、よかったなぁ、っておもう。

第二子、授かれたらいいし、
子作り、っていうのじゃなくて、
エッチしたい、っていう自然な感じで
触れ合うの、いい。

セックスにやたらと意味をのっけまくってた。

今は、けっこう好きな人が何人かいるのが心地いいし、

好きすぎて苦しい、ひとときの胸苦しい感じを乗り越えたら

この人やっぱり素敵だなぁ・・・って心地いい状態に戻ることができて

素敵な人に接した私は、じぶんの中にもその人を素敵だと思う素地があり

あぁ、この人のフラットさ、大胆さ、

まっすぐに自分の欲しいものに向かって進んでいるところ、

そういうの全部、ひっくるめて私の中にも片鱗があるんだろうな、だから、心地がいい。いつまでも楽しく話ができるし、しゃべらなくても違和感がない。この心地いい感じは、なかなか言葉で説明ができない。

でも、ありありと、感じている。違和感も、心地よさも、言葉で説明すると理解が深まるし、周りにもわかってもらいやすいから、なるべく、何がどう心地いいのか、何がどう違和感なのか、言葉にしたほうがいいんだけどね。

しっくりくる、って最強だ。

今わたし、じぶんの生き方に、しっくり、きてる。