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高次脳機能障害支援法制定をめざして

主治医の活動

もう何年も診察してくださっている
脳神経外科の主治医である山口先生

毎年、300人規模会場で講演を開催して
自主制作映画を作り上映されています。

全国でも稀な高次脳機能障害に特化した
リハビリテーションを実施し
定期的な勉強会も開催してくださいます。

北へ南へ
全国を飛び回り、
高次脳機能障害の研究と啓発、
講演活動をされています。


三池炭鉱炭じん爆発事故から60年

時代は1960年代
軍需景気と言われた頃
炭坑節にも歌われたように
高い煙突が空に並んでいた

国の政策として
たくさんの労働者が雇われ炭鉱で働いていたが
トンネル内で爆発があり、
多数の死傷者をだし、
被災者の多くが一酸化炭素中毒となった。

目立った外傷がないため後遺症認定もされず
記憶障害となったり
性格が変わってしまったり
意識が朦朧としたままになった人も
治療されずまま、多様な障害が残ってしまった。

一酸化炭素中毒による脳損傷の高次脳機能障害である。

見えない障害を救うために

交通事故、外傷、ウイルス感染、
酸素低下、ガス中毒、
脳疾患、心疾患など
高次脳機能障害の原因は様々。

症状も脳の損傷の部位によって多様な症状となる。

当たり前にできると思っていたことができない

それをどう伝えたらいいのかわからない

周りも理解していない

「あなたには後遺症はないでしょ?」
昨日も言われた言葉💦

わからない人に説明するのも疲れるし、
話さないようになってしまった

そんな積み重ねが、
当事者を苦しめて、社会から孤立させる

発症して何度も辛いめにあって思ったこと

「お前がやってみたらわかるんや!」

それまで、
気づきもしなかった自分が恥ずかしい

それほど、
社会は理解しないし
関わらないことだと思っている

だから、

山口先生のように
医学的に研究して
症状を解明して書籍にして
自ら発信してくれる方がいるのは
本当にありがたいことです


MINAMATAーミナマターを観て

映画「MINAMATAーミナマター」

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1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する写真家は、熊本県水俣市にあるチッソ工場が海に流す有害物質によって苦しむ人々を撮影してほしいと頼まれた。水銀におかされ歩くことも話すことも出来ない子供たち、激化する抗議運動、それを力で押さえつける工場側──そんな光景に驚きながらもシャッターは冷静に切り続ける。水俣病と共に生きる人々にある提案をしながら、彼自身の人生と世界を変える写真を撮る──。

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そのビデオを観た後に、このニュース

福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出について東京電力は、処理水に大量の海水を加えて、トリチウムの濃度測定の結果や気象条件を確認しながら放出すると発表し、実施した。

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1970年代の経済成長期に
「公害」とともに様々な被害となった方

きっと、
まさか、
こんなことになるなんて
誰も思わず

知らんぷりして
なかったことにして


許せない

どんな人にも人権を尊重して

いろんな障害や病気があって

まだ解明されていないものもあったり
これから新しく発病するものもあるかもしれない

でも
生きている人はみんな
大切で、尊重されるべきだと思う

11月10日(金)18時開会

トークショーや音楽絵本など
講演以外にも、いろんな舞台で
わかりやすく、感じられるように
企画されています

ご都合を合わせて、
たくさんの方にご参加いただきたいと思います

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