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#4 はじめての再発!?

アボネックスをはじめてから2ヶ月も経たない頃また、両足に違和感を感じました。

でも再発予防している安心感と、一度治療せずに治っている安心感があり、『また治るでしょっ』と数日放置してしまいました。

しかし悪化する一方で、自力で立てなくなってしまい、車椅子で診察に向かいました。
力が入っていない私の足を見て、先生も驚き
なぜ早く受診しなかったのかと尋ねられましたが、私はそんなことよりまずこの足!
先生に早く治療をと泣いて頼んだことを思い出します。

この日までは仮面を被ったおとなしい多発性硬化症だったものが、この日を境に仮面を破り、恐ろしく憎いものへ変わりました。

先生はすぐに治療を開始してくれて、専門医の先生へも連絡をしてくれて、再発予防薬は通常は1度の再発では変更とはならない様なのですが、再発が大きかったことと、発症年齢が若いことなど色々なことを考慮してジレニアという内服薬にステップアップする事になりました。

しかし、まだ急性期治療中なので現在の症状がどうなるか様子を見つつと言う事、今回の入院は少し時間がかかりそうです。

ステロイドパルス治療は3クールまできていました。足の筋力は少しずつ改善傾向にありましたが、元通りではありません。
あともう少し頑張れば治るかな〜なんて思っていたのですが、先生から
「これ以上パルスをしても改善は難しいと思うんだよね。結構身体に負担かけてるから。治療はおしまいにしようと思うんだ。」
一時的に時間が止まるとか、よくテレビのシーンであるけど、私の頭ではあの状況でした。
先生は何を言っているんだろう??

続いて何か先生は話していましたが、何を言っていたのか分かりません。

それからは一時的に精神的に不安定に。
精神科の先生がカバーに入ってくれて、抗うつ薬の内服がこの時から始まりまり現在でも話せなくなっています。
多発性硬化症では抑うつ傾向になる患者さんもいられますが、私はMSが原因というより、後遺症のショックによるうつ症状と言われています。

アボネックスからジレニアへの切り替えも上手くいき、ジレニア導入で心配していた心臓への副作用ですが、私には植え込み型除細動器が入っているので不整脈が起これば除細動器が感知して何らかの処置をしてくれるので一番安全だろうと言うことで、担当の循環器内科の医師からは特にジレニア内服に対する注意はなくスムーズでした。

この再発から私は杖歩行(時々車椅子)となり、高校もある理由から転校となりました。


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