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好きな歌は知らないでいたい。

今日の記事は、インスタグラムで見た友達のストーリーに感化されて書くことに決めました。前々からよく思っていたことを言語化するので、ちょっとドキドキ。上手く書けるかな。

友達のストーリーに載っていたのは、アップルパイの写真。その子が作ったみたい。back number の「アップルパイ」って曲が写真とともに流れてきました。そして、そこに私が今日この記事を書こうと決心したキャプションが。

「この曲が一番好きって言われてから聞けなかった曲」

あ、この気持ちすごくわかると思ってしまった。私にも思う節があるから。去年くらいに流行った映画で、

「女の子は好きな人に花の名前を教えなさい、その花が咲く度に相手は自分を思い出すから」

みたいな一節があって、一時期話題になっていたのを覚えている。確かに花はどう足掻いても年に一度は咲くので、思い出す側はすごく酷だと思う。

でも、私が好きな人からもっと教わりたくないもの。それは好きな音楽。花なら年に一度咲く時に思い出すだけかもしれない。でも音楽は嫌でも耳に入ってくる事が多い。自分で聴こうと思っていなくても、友達がカラオケで歌っていたり、偶然入った店で流れてきたり、それこそ今回のケースみたいにインスタとかそういう思いもよらないところから急に流れてくる。心の準備もできていない時に急にやってくるんだから、なかなかに厄介者だ。

本当にずるいと思う、だって現在大学2年生にもなろうとしている私が、テレビから流れてくるある人の声を聴くだけで、中3のあの時に片思いしていた相手を思い出すんだから、、。

しかも、よりによって当時彼が教えてくれた好きなアーティストはback numberで。この友達のストーリーのおかげで、私はまた彼を思い出す羽目になったのだ、、。笑 本当は小学校5年生の時に中学受験の塾のクラスが一緒で気になっていた人だった。6年生になったら、男女でクラスは分かれてしまって、結局卒業まで話すこともなく。彼が進学した学校も人づてに聞いただけだったなぁ。その恋愛がなぜ中3まで続いたのか?まぁ、話すと長くなるので、またいつかback number の曲が耳から離れなくなって、ここに残さずにはいられなくなった時のために残しておこうかな。

彼のことを思い出すなら、存分にback number の曲を聴いちゃおう、と思って彼らの曲を流しながら作業をしていました。そしたらまぁ心を思い切り刺してくるような言葉がちょうど聞こえてきまして、、。

「何かの手違いで、好きになってくれないかな」

それ、私が当時毎朝毎晩思っていたことなんよ!!!他校にいて、忙しい彼がどうやったら私に興味を持ってくれるか、いつも必死に考えていたなぁ。まぁ、結局お互い忙しかったし、付き合うとかそういうことには至らなかったのだけれど。

中3だった私が彼と2月の初めの雨の日に会った時、あぁあんな質問を彼にするんじゃなかったな、と思った事がある。彼がback numberを好きだと言った後に聞いたこと。

「どの歌が特に好きなの?」

話を続けたくて、何気なく投げかけた質問だったのだけれど、そんな私の咄嗟の判断が今でも私を時に苦しめている。

back numberのヒロインを、私は何年経ったら戸惑わずに聴ける日が来るのだろうか。

「雪が綺麗だと笑うのは君がいい」

君も東京の大学に通っていると、風の噂で聞きました。君はこの冬の東京の雪を、誰と見たのかな。「綺麗だね」と言った君の横にはどんな人がいたんだろうか。

知りたい気も、知りたくない気もする。

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