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何も成し遂げることのない休日

待ちに待った週末なのに、何もする気が起きない。何もしない贅沢を味わい尽くして、休みが終わってしまいそうでならない。

てんこ盛りの洗濯物を畳まなければいけないし、クレジットカードの引き落とし口座に、今月分の入金をしなければいけない。メンタル心理カウンセラーの添削問題も進めたいし、化粧品サンプルのモニター感想も、さっさと出さないと、ずっと引っかかった小骨のようで、気になる。

ところが、何ひとつすることなく、愛亀と、「キム秘書は、一体なぜ?」を流し見して(※5周目)うたた寝をぶっこいたのち、noteを書いているという始末。

正直、基礎化粧品の感想など、今更、覚えているわけがない。覚えていないということは、きっと、感動するほどの効果を、感じなかったのだ。

大好きだった化粧品の販売員さんが、退職してしまった。その人との消費活動を楽しんでいたわたしは、完全に、そこへ足を運ぶ目的と、心躍るような魅力を失ってしまった。(後任の人は、知識豊富な方だが、話してても楽しくないのだ。)

その後も、ごくたまに、気の赴くまま、細々と消費活動を続けていたが、そのときに渡されたサンプルが、今の小骨になっている。気分の乗らない片道切符をずっと持っているのは嫌だから、さっさと郵送してしまいたいが、書くことすら面倒になり、結局ずっと、ウィズ小骨生活を続けている。

なんとなく、波長が合わない相手は、必ず存在する。それを、物理的にも、精神的にも、真正面から対峙せず、うまく回避できるかどうか。

飼い主は、とにかく回避スキルが、幼稚園年少クラスだ。「逃げるは恥だし、役に立たん」精神で生きてきた、アンチ逃げ恥人間。だけど、令和の世では、理屈で説明できないことが、まことに多すぎる。

団塊世代のおっさんが、若年層を理解できないと苦しむのと同じように、中堅世代に差し掛かったわたしは、ぴちぴちゆったり系 20代女子の生態も、荒ぶる系 風神雷神ご婦人の脳ミソ構造も、控えめに言って、全く分からない。

そもそも、亀になりたい飼い主に、人間界の悩みを相談されても困る。そんなに、ヒト属ヒトが嫌いなら、馬でも、牛でも、羊でも、好きな動物になればいいじゃないか。保健所で、相談に乗ってもらいなさい。

一度、過度な優しさを見せると、すぐに付け込まれる。その優しさが施されないときには、「あの人は、冷たくなった」「きっと、機嫌が悪いのだ」と、他責人間を熟成させる、ぬか床と化していく。

飼い主が優しさを見せるのは、愛亀だけだ。今日も、コース料理風の朝食を召し上がり、2時間の朝寝をしたのち、部屋んぽに出掛けた。今は、水槽の中で、ロックシェルターと並んで、オブジェと化している。

この時間まで、顔も洗わず、パジャマのまま過ごしてしまった。睡魔がすぐそこまで迫っている感が否めないが、ここで眠ったら、間違いなく後悔するので、まぶたに目を書いてから、ひとまず、ベットで横になろう。(終了のお知らせ。)

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