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【カサンドラ症候群】

カサンドラ症候群とは、夫婦またはカップルの関係においてパートナーが発達障害の為、そのパートナーとのコミュニケーションがうまく取れず、お互いの信頼関係を構築できない事で心身共に疲弊し鬱状態になったり無気力状態になったりする事を言います。

本当に辛いです。

実際に付き合った相手が発達障害だと知った時、その相手を好きならばお互いの関係を維持する為、もしくは関係をより良くする為、話し合ったり時にはケンカしたり、発達障害に関する情報を集めたりして色々努力するものだと思います。そして色々試してみるのです。

きっと時間はかかるかも知れないが、話せば分かるはず、分かりやすく説明すれば…私の言い方が良くないのか…こういう例えなら…時間をかけて少しずつ…これら全て無意味、

だという事に気付くのです。

今迄の時間何だったんだ…今迄言ってきた事は…と。ひとつひとつ積み上げていった積み木がジェンガの様にスカスカで結局何も積み上がっていなかった事に気付くのです。

そして、ちょっとした事で呆気なく崩れ落ちる。また積み上げる。この繰り返しで心が押し潰され、絶望する。無気力状態になる。
これがカサンドラ症候群。


相手が発達障害に限らず男女(夫婦や恋人関係)のやり取りでよくあるのが、女性:「頭が痛くて辛い、何も手につかない…」と具合悪そうにしているとします。

男性:「大丈夫?薬飲んだ?」「あんまり辛いなら病院行ったら?」

言われた女性はイラッとします。
一見、女性を気遣ってるように見えますが女性側からすると、そんな誰でも考えつく事は既に実行しているし、それをしたくても出来ない状態で困っているのに…という事なのです。

なので「薬飲んだ?もし無かったら買って来ようか?」または「病院行くなら一緒に行こうか?」「何か今自分にできる事ある?」と言うのが正解です。

これくらい気の利いた事を言ってくれると少しホッとするし、この人が居てくれて良かったと思えます。ですが残念ながら、それを言える男性はどれほどいるのでしょうか。

せめて「大丈夫?何もできないけどそばにいるよ」ぐらいは言えるようになって貰いたい。


そうすれば、パートナーに対し心の中で溜息を吐き泣きたくなるような想いを抱える女性が、世の中から少しは減るのではないでしょうか。

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