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英単語の暗記学習、やっぱり大事!

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英単語学習には、いろいろな方法があります。

単語帳を暗記する方法、アプリを活用する方法、日々触れる英文から習得する方法……。

皆さん試行錯誤しながら、ご自身に合う方法で行っていると思いますが「結局どれが効率的なの?」と気になりませんか?

今回はおもしろい研究結果を見つけたので、シェアさせてください。

迷っちゃう……


第二言語としてフランス語を学ぶ際、どの学習スタイルが単語の定着につながりやすいか?について調べた、オランダ・フローニンゲン大学のモンドリア博士による研究です。

38人のオランダ人高校生(14〜16歳)が、フランス語の単語を学習しました。

彼らはある単語が伏せられたフランス語の文章を渡され、次の条件のいずれかで単語の学習を行ったそうです。

(1) 文脈から、未知語の意味を推測
(2)(1)に加え、 単語リストが与えられ、推測が正しいかどうかを確認
(3)(2)に加え、与えられた単語リストのフランス語を暗記
(4) 単語リストのみ与えられ、そこに書かれたフランス語を暗記


2週間後に事後テストを行い、それぞれの学習効果が測定されました。

皆さんは、どの方法が一番正答率が高かったと思いますか?

正解は、

(4) 単語リストのみ与えられ、そこに書かれたフランス語を暗記

の正答率が一番高く、50%でした。

他の方法の正答率は、以下の通り。【 】の数字は事後テストの正答率です。

(1) 文脈から、未知語の意味を推測【6%】
(2)(1)に加え、 単語リストが与えられ、推測が正しいかどうかを確認【15%】
(3)(2)に加え、与えられた単語リストのフランス語を暗記【47%】

【参考】『英語学習の科学』(研究社)中田達也・鈴木祐一(編)


個人的に、ただ暗記するだけの(4)の正答率が一番高かったのが意外でした(わたしは(3)だと思った)。

この研究結果が紹介されていた本では、最終的に「いろいろな方法でバランスよく学習することが大事」と結論づけられています。

ただ、わたしは個人的に、英検準1、1級合格を目指して短期間で英語力を底上げしたいなら、語彙力の強化は必須だし、英単語の暗記学習は外せないと考えています(好きではありませんが、汗)。

英語力の土台になるのは語彙力。語彙が増えれば増えるほど、英語の世界の解像度が上がります(パズルのピースが増えていくように)。

語彙を増やすということは、未知を既知に変える行為です。

それを集中的に行うために、単語帳の暗記は有効だと思うのです。

学校の入学式のように、会社の入社式のように、知らない人(英単語)にたくさん会う。

それが、単語帳の役割ではないかな、と思います。

ではまた!

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森心(通称:ココ)


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