「産後8ヶ月で英検1級合格」の本当の意味
「次こそは合格したい!」人を
\\英検®1級、準1級合格に導く//
英検®1級、準1級オンラインスクール代表の森心(ココ)です。
私は育休中からインスタグラムで英検1級合格に向けての勉強内容を発信していたことから、
育休中に英検1級を取った人ママ×英検1級コーチ
と認識されやすく、過去の私のように産前・産後に英検1級取得を考えている方からご相談いただくことが比較的多いです。
複業として英検1級コーチをやっていこうと決めた時に、
と思い出し、ある日「産後8ヶ月」という言葉を使って発信してみたところ、反響が大きいことに気づきました。
私が産前・産後に英語の勉強をがんばろうと思っていた頃は、ネットの掲示板に
「育児中に英語の勉強なんてできると思うな!」
といった批判コメントが多く、びっくりした記憶があります。
当時はネット上で見る限り、
「ただでさえ大変な育児中に、自分の勉強をするなんて……」
と感じる人が比較的多かったようです(育休中に学ぼうというメディアの発信もまだ少なかった)。
とはいえ、実際は産前・産後でも
と思っている人は多く、だからこそ、「産後8ヶ月」という言葉にたくさんの反響をいただいたのだと思います。
産前・産後のあり方が多様化してきて、それが認められつつあるのは私自身うれしいなと感じています。
ただ、
というフレーズが商品やサービスの「機能的価値」として使われることには、強い違和感を覚えます。
「機能的価値」とは、機能面や品質面においてお客様に提供できる価値のこと。
iPhoneの「機能的価値」は、一台の機器で通話ができて、ネットも使えて音楽も聴けるという利便性にあります(もしくは吉野家の牛丼の「うまい、やすい、はやい」)。
同様に、商品やサービスの
「これを利用したら◯ヶ月で試験に合格!」
というのは、機能的価値にあたります。
そのフレーズを目にした人は、
「ああ、そんな短期間で合格できたんだ。すごい!」
と思うわけです。
でも、ここに「産後」「妊娠」といったワードが加わったら……?
正直な話、産前・産後の健康状態って本当に人それぞれです。
私自身、長男の時と次男の時でも大きく違いました。
周りの友人を見てもそうです。
めちゃめちゃ健康だったのに、妊娠中に入院するほどつわりがひどくなって会社を休職せざるを得なくなる子がいたり、出産直前まで出張をこなすほど
問題ない子もいたり。
産前・産後の健康状態には個人差があるし、正直コントロールしようがない。
そういった状況下において、かかる期間が短いことを価値としてうたうのは、私はちょっと違うなと思っています。
なので、私が使う「産後8ヶ月」には、
「産後に勉強して短期間で合格した私ってすごいでしょ?だからみんなも!」
というメッセージは含まれていません。
産前・産後に自身のキャリアに悩み、前に一歩を進む手立てとして英検取得をがんばろうと思ったけれど、
「母親は育児に専念すべき。自分のことをがんばるなんて言語道断!」
という声に萎縮している。
そんな方がいたら、
といった、当時私がほしかった言葉を届けたい。
これが、私が使う「産後8ヶ月」という言葉の根底にある想いです。
特に産前・産後で英検取得にチャレンジする方は、今まで積極的に勉強してキャリアを積み上げてきた方が多い。
だからこそ、妊娠・出産・その後の生活を通じて、自身がコントロールできないことが想像以上に増えていくことに、何度も何度も絶望し、苛立ちを覚えます。
私も当時そうでしたし、何なら今でもそうです(まだまだ先は長い……汗)。
そして、その気持ちに追い討ちをかけるように
と、もう1人の自分がささやきます。
でも、でもですよ、母親である前にあなたはひとりの人間なんです。
もちろん子どもに100%コミットすることがご自身の価値観に合致するのであれば、それを尊重するのもいいと思います。
でも、自分のスキルアップもしたいのであれば、その価値観も尊重されるべきものです。
あなた自身が納得できるか?これが一番です。
どんなライフステージにいても、
「自分が納得できるか?」
を大事にして、進んでいきたいですね。
ではまた!
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