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デザインは特別な才能より土台が大事

グラフィックデザイナー歴20年近く
ワーママデザイナーです。
デザイナーと聞いて
「感性やひらめきがあふれている」
「生まれ持った才能がある人」と思い浮かべる人もいるかもしれません。

わたしは今までにたくさんの同業のデザイナーさんにお会いしてきましたが、とんでもないアイディアを自由自在にカタチにしている天才には会ったことがありません。

みなさん、地道に作業を積み重ね淡々と仕事をこなしている人ばかりです。
デザインの仕事は、決して降って湧いてきたアイディアだけで制作していないんです。

たくさんの情報を集め、整理して何を求められているのか理解していく。
それから必要なデザインへと落とし込んでいきます。
お客様が何に困っているのか、どのようなゴールを目指しているのか
土台をしっかりと固めないと家づくりと一緒で倒れてしまいます。
ただ闇雲に作りはじめると
デザインの統一感がなくなったり、修正作業も増えてしまいます。

オススメの制作過程としてはこんな流れです。

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1、情報の整理
2、レイアウトを紙に書く
3、イメージを決めて配色する
4、イメージに合う書体選び
5、情報の図式化 グラフや飾りなど見やすい工夫をする

修正する順番は逆の順番で行うと時間のロスを防げます。
このやり方はデザインする人はもちろん、
デザイナーさんに発注するときにも覚えておくと便利です。

お願いしたデザインがどこかピンとこなかったとき、具体的な修正指示ができないときにこの5つのポイントを一つずつチェックしてください。

・書体がイメージと合っていないから変更してほしい。
・イメージカラーの違うバリエーションを見たい。
・レイアウトを入れ替えてほしい。
などわかりやすい指示ができます。
ぜひ、この手順を活用してください。


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