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【文学フリマ東京】事前宣伝はどのくらい有効か【振り返り&分析③】


振り返り③事前宣伝が伸びること、売れることの違い

前回の振り返り②では、X(Twitter)のいいね数を伸ばそうと試行錯誤したここちゃ堂が、くにニャンの気まぐれリポストで最大数いいねもらったところで終わりました。世の中は弱肉強食ですね。まだ書きたいことがあったので続きます。それは事前宣伝の有効性についてです。

相互フォローは必ずしも買い合わない

文学フリマに出る人たちは、積極的にいいね!を押してくれたり、フォローしてくれたり。すごく嬉しいです!逆に自分もフォローしたりして、相互フォローしている人が数名いました。でも、お互いに好感や親近感は持っているのは確かなのですが、本を実際に買うのとはちがうベクトルでした。私も、応援したい!とか、頑張れ!と思うきもちでいいねを押させていただいていました。

かたや、隣のブースがすごかった

ここちゃ堂がのんびりと座っているなか、隣のブースの方が、事前宣伝をほとんどしていない(お隣なので事前チェックさせていただいてた)にもかかわらず、圧倒的にキャッチ―なテーマの本を出し、どんどん人が来ていたのです。すごい!
「○○な体質の人が描いた、△△についてのレシピ本」
だったのですが、○○な人も、△△が好きな人も、なんか面白そうだな~と気になった人もブースに来ていました。ブースの上も、A3のハレパネと見本の本、△△の実物というシンプルさ。

表紙の時点で勝っていた

とにかく、表紙を一瞥するだけで何が載っているか一発で分かる装丁でした。かっこよかった・・・そして、文庫サイズの表紙で表現できるくらいシンプルなキーワードだったのが印象的でした。

「誰が」書いたかは重要なフック


文学フリマに来ている人が欲しいのって、ここでしか買えない本なので、専業作家以外の一般人が執筆する場合、書いた人の特徴を出すのは一つの策だとおもいます。弱点とされる部分が、おもしろさにつながるかも。
例:カフェ巡り大好きだけどカフェインに弱い人間が書いた、おすすめカフェ15選&おうちで再現メニュー ※架空の本です
こういうカフェインに弱い人向けの本、妊婦さんにも役立つしよさそう。
例:車酔いしやすい人が書いた、経験上車酔いしにくい自動車の車種リスト
これも、何かに役に立ちそう・・・

でも事前宣伝しててよかった

ここまで書いて、事前宣伝より本のキャッチ―さが大事!となるかもですが、ちょっと待っていただきたい。
ここちゃ堂ブースに谷保ZiNEを買いに来てくださった人の中には、直前にX(Twitter)で見かけたからわざわざ文学フリマに買いに来た!という方がいました。とても嬉しかったです。
事前宣伝は決して無駄ではないと、ネットの海を渡り、ひとに届くことがあるのだと学びました

SNSが全てではないけれど

SNSの事前宣伝が万能ではないと学んだけれど、私は今後また出ることになったら、X(Twitter)などで宣伝すると思います。誰かがその記事で気になってくれるかもしれないからです。
もちろん、本の内容や表紙をもっともっとブラッシュアップしてですが!

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