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妊活を始めたきっかけ

私は結婚17年目にしてようやく授かった生後8ヶ月になる娘を育てる41歳の新米ママ。夫と11歳になる犬と東京で暮らしています。
妊活・妊娠・出産・育児について備忘録兼ねてまとめ記事を書いています。

今日は「妊活を始めたきっかけ」について書いていきます。


結婚

結婚したのは24歳の時。大学時代からお付き合いをし、卒業後からは同棲、そのまま結婚。
当時は社会人になりたてということもあり、結婚してからしばらくはお互い仕事に専念、立派な社会人になろう!と互いに励まし合っていました。
まだ若いし子供とかはもう少ししてから考えよう、そんなこと言いつつできちゃうかもしれないしね、とも言ってたかな。

30歳の呪縛

30までには結婚して第一子産んで、35までには第二子、という謎の呪縛。
私はその呪縛にうっすら取り憑かれており、夫には内緒で婦人科に通って妊娠しやすい体づくりに取り組んでいました。
自然妊娠できるのが当たり前である(意識するものじゃない)と思い込んでいたのと、なんとなく「子供が欲しい」と言うのが恥ずかしくて、内緒で通っていたんですね。
この時通っていたのは普通の婦人科クリニック。軽い内膜症を患っているものの、生理は順調だしまだ若いからと、サプリの処方と排卵チェックをメインに診てもらっていました。
待てど暮せど子供はできず・・
そのうちに私の仕事が忙しくなりクリニックにも行かなくなり、落ち着いた頃には夫の仕事が忙しくなり、交互に忙しいを繰り返して気がつけば数年が経ち、34歳頃には、バリっバリのキャリアウーマンになっていました。

どうするのよ、あなた!

34歳、年1回の健康診断で初めて子宮頸がん検査で陽性の判定を受けて、久しぶりに婦人科へ。
子宮頸がんの詳しい検査と内診を行い、結果を聞きに行ったところ、先生が開口一番、
「指摘事項がたくさんありすぎてどんなに早口で話しても予約枠内で伝えきれないんだけど!どうするのよあなた、こんなになって!」
と怒られました。笑
大体しか覚えていませんが、

  • 子宮頸がんは3ヶ月ごとにチェック

  • 子宮筋腫がたくさん

  • 大きい筋腫は4センチを超えている

  • 妊娠したいなら早く妊活せよ、簡単にはできない

というようなことだったと思います。
この時は妊娠できない体になっていないか、詳しい映像検査と卵管テストをして、大丈夫そう、ということを確認しました。

ついていかないメンタル

30ごろは子供が欲しかったのに、そして先生にかなり脅かされても、この時は子供が欲しいと思えなくなっていました。

仕事に追われていたから?
キャリアを捨てたくなかった?
もっと稼ぎたい?
好きな生活したかった?
夫との関係?
親からのプレッシャー?
子育てできるか不安?
地球の未来が不安?
生きることは楽しいと言い切れる?
色々考えられますが、自分が生きていくことで精一杯、未来への不安、のかなーと思います。

37歳、転職での出会い

37歳、転職して久しぶりに人事をやることにしました。(直前はIT)
もし子供ができたとしても、
”生きることは楽しい”と言い切れるのか
地球はどんどん環境破壊が進むのに生まれてくる子が大きくなることにはどうなっちゃうの?自分は先に死ぬのに無責任じゃ?
そもそも生きるって何?
と、子供の頃からよく考えていた「人間はどうして生きているのか?」について深く悩んでいましたが、転職して約2ヶ月ほどでそのモヤモヤとした考えは一蹴されました。

会社では組織開発を担当、社長から紹介されたなんとも怪しいウェルビーイング論※を唱える方に出会いました。
(※正式名称を記載すると個人を特定できてしまうので伏せます)

その方によると、
人は全宇宙のエントロピーの増大のために生かされている
とのこと。

何かで読んだ、”人間は神々のお遊びによって生まれた”というのと同じ話しで、考えても答えは出ないし、深く悩むこと自体がバカらしい、楽しく過ごさなきゃもったいない!
生きるってなんなんだろう?と長年悩んで私の考えは突然スーパーポジティブに変わりました。笑
ほんと、何で長年そんなことを考えて悩んでいたんだか。

転職先の会社は、IT系のベンチャー会社。
優秀な社員がとても多く、東大と京大出身の人ってこんなにもたくさん。何かしらスペシャルなスキルを持った人がたくさん、ここは外国?な環境。37歳、それなりにバリバリ仕事をして来たつもりだけど、若い彼らの話を理解するのが難しい、、、なんと優秀な、、、

そう。
彼らのように優秀な人は世の中にたくさんいるのです。
ずっと心配していた環境破壊や未来への不安なんて、私が心配しなくてもみんなが解決してくれる!(もちろん自分でできることはするけどw)
とまたしてもポジティブに変わったのです。

振り返ってみると、この転職は私の考えを一変させてくれた良い機会だったようです。出会いに感謝です。

迫り来る40歳

39歳。
この年の健康診断でも子宮頸がんは陽性判定。
もう一段進行したら手術、筋腫も大きくなってるし場合によっては子宮全摘になっちゃうかも?と脅かされました。

そんな診察後にやって来た39歳の誕生日。
誕生日には今年の抱負を語るのが恒例なのですが、39歳の誕生日に、
「今年は子供を作る!」
子作り宣言をしてみました。

自分のこともよく理解できた、夫も付き合いだしてから20年近く、2人の生活はもう十分味わい尽くしたかな、40まであと1年、そろそろ子供作るにはリミット・・恥ずかしがっている時間はもう残されていないので、直球勝負です。

夫は
「いいんじゃない?」
とニヤリ。

そうして、私たちの妊活はスタートしました。

なんだか書き出したらとっても長くなってしまいました。
きっかけというより「妊活を始めるまで」ですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次は「妊活全体の流れ」について書きたいと思います。


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