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Paris

(これは2018年6月6日に書いたものです)


旅が好きです。

旅には様々なパターンがあります。国内旅行、海外旅行、1人旅、女子旅、家族旅行、サークル旅行、社員旅行、慰安旅行、新婚旅行etc...
今回は、旅の中でももう経験することのないであろう "卒業旅行"の時のことについて書きます。もう3.4ヶ月も前のことになってしまうけれど…。


2月半ば、高校からの友人と3人で、パリへ行きました。3人で海外旅行に行くのは初めて。もう出会いから5年以上になるけれど、5泊7日という長い時間をずっと一緒に過ごすというのも、初めて。一方で、いくら仲が良いと言えどもこんなに長い時間を共有するシチュエーションが"当たり前"になる"海外旅行"って、なんだか不思議だなぁ、と感じた事を覚えています。
だって、普通に友達として付き合ってる日常生活では、毎日同じ場所に出かけたりはしないし、毎晩同じ場所に帰ってもこないし、毎食顔を見合わせてごはんを食べることもないよ。

初めてのパリもそれはそれは素晴らしい経験でしたが、長い時間を2人とそうやって過ごせたこと、この不思議さと大切さに気づけたことがまず、素敵な体験でした。



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快晴のモン・サン・ミシェル。
こんなに晴れる日は、年に数回しかないのよ!!という添乗員さんのお言葉のもと、嬉しいねえ、私たちは運がいいねえ、と言い合いながらたくさん写真を撮りました。きっと人生でそう何度も訪れることができる場所じゃないから、それがこんな快晴なんて、すごく得をした気持ちでした。風ばかりは強くて、みんな前髪がどこかへ消えてしまった写真が沢山撮れましたが。笑



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セーヌ川は数週間前の大雨で水位が上昇していたので、川縁を歩くことはままなりませんでしたが、橋の上でルーブル美術館を横目に見ながら写真を撮って、はぁ、なんて観光客感を前面に押し出しているのでしょう。な写真を撮りました。



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てっぺんが霧で覆われちゃってるエッフェル塔と私達。(この後霧は晴れて、頭までみれました🗼)



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純白のサクレクール寺院。霧がかかっているのが幻想的で、なんだかセーラームーンの月の王国、シルバーミレニアムみたいだなぁ、なんておもっていたオタクの私。



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ピンクのコートで対抗を試みるも、豪華絢爛なベルサイユ宮殿を前にしては直立姿勢でニタニタ笑うしか出来なかった私。



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ディズニーランドパリにしかないオーロラ姫のお城は、とっても可愛らしいピンク。



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夜のルーブル美術館はライトアップと雨に濡れた地面のきらきらがとても綺麗で、建築の美しさを感じました。初めてその存在を知った時、こんなに美しい造形のものが存在するんだ…とただ感嘆するしかなかったサモトラケのニケ像は、想像よりもずっと大きくて、びっくりしました。美しさはもちろんだけど、それ以上に、強さを感じました。これはもう、出来る事なら皆さん、一度は生で見ていただきたいものです。



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オランジュリー美術館では念願のモネ。壁にめいいっぱい広がるモネの絵は綺麗で静かで圧倒的で、ちょっと涙がでるほどでした。 



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蚤の市で買ったお皿と花瓶とルームスプレーは、静かに私の日常に寄り添ってくれています。


いろいろな事が、物が、載せきれません。本当に素晴らしい7日間でした。また絶対に行きたい。




旅。その逃避行のような非日常的な思い出と、その時の残り香が感じられる品々をそばにおいて、その後の日常を生きていく。でもそれって逆を返せば日常を、難しいながらもどうにかこうにか紡いでいっているからこそ、手に入る幸せなんです。遠回りしちゃ、ダメなんです。表裏一体なの。そんな正直な、理にかなったような旅の幸せが私は好きです。だからこそ私は何かを頑張れる。

私の人生はそうやって巡っていったら素敵だな。
心からそう思います。だから、旅が好きです。


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