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嫌なことがあったときは、思考を柔らかくほぐしてあげよう~『引き寄せ』を軌道に乗せるまでの過ごし方⑤

こんにちは、スピリチュアルライター・Cocoです。今回は少し気分を変えて、連載タイトルの形式をマイナーチェンジ。シリーズとしての統一感は少し薄れてしまいますが、今後もこうして、少しずつ改変しながら、筆者がお届けしたいメッセージにより近いものを、より「Best」なタイトルに近いものを探求していきたいと思っています。

前回のおさらい

さて前回の記事では、日常生活の中で、あなたの気に障るような出来事があったときには、まず「“自分がその出来事をどう受け止めたか”を考えてみる」というお話をしました。

例えば、誰かにあなたのミスを指摘されてイラっとしたときであれば、「自分の性格や能力、価値を否定されているようで悔しい」、もしくは「自分のことを下に見られているようで悲しい」など。

そして、こうした気持ちの裏側には「自分の価値を否定されたくない」「他人から下に見られたくない」という気持ちが潜んでいる可能性が高い、ということも併せて触れたところ。

既に『引き寄せ』を実践されている方や、勘の良い方であれば恐らくお気づきかと思いますが、この「否定されたくない」という気持ちが、「否定されているように感じる」出来事を、“引き寄せ”てしまっている可能性が大きいんですよね。

だからこそ、この気持ちを解消してあげましょうということで、「否定されてもいいじゃない」とあえて自分に言ってあげることで、まずは「否定されること」への恐怖感を鎮めてみる、という方法をご紹介したのでした。

「~されてもいい」「~してもいい」の一言で、思考をどんどんほぐしていこう

さて、そんな前回までのお話を、今回はもう少しだけ深堀りして考えてみたいと思います。

前回の記事では、「否定されたくない」という気持ちが強くあるとき、その心の状態に呼応するかのように、「否定される(ように感じる)」出来事が起きてしまうというお話をしましたが、この「否定されることに対する恐怖や不安」を抱えているまさにその時、わたしたちの内側ではいったいどのようなことが起きているのでしょうか。

この問いには、正解があるわけではありませんが、筆者個人的にはこう思うのです。こうしたネガティブな心境にあるとき、わたしたちの思考は「きゅっと小さく縮こまっている」状態にあるのだと。それは換言するとすれば、“緊張状態“であったり、“変に身体に力が入っている状態”とも言うことができるかもしれません。

イメージするのなら、本来のわたしたちの思考は、のびのびと柔らかく、何事にもとらわれていない状態。「もっとこうしたら面白くなるかも!」なんてクリエイティブな発想を働かせることができるものであると思うのです。

対して、思考が緊張している状態とは、「不安」や「恐怖」にとらわれて、自由を失い、ごくごく狭い範囲の偏った解釈しかすることができなくなっている。そんな状態なのではないでしょうか。

そして、これは筆者自身の経験によるものですが、思考が緊張しているときほど、ミスをしたり、周囲とスムーズにコミュニケーションがとれなかったり、車の運転をしていても不運なことに遭遇しやすくなったりすることも。

だからこそ、何かネガティブな感情がわくような出来事が起きたときや、心が沈みこんでしまうようなとき、筆者がまず取り掛かるのは「思考を柔らかくほぐしてあげる」ということ。

今回、「否定されたくない」という気持ちの癒し方として、「否定されてもいいじゃない」と言ってあげることを挙げましたが、これも同じ理由から。

アファメーションで「私には価値があります」「私には魅力や能力があります」と100回言ってもいいと思うのです。でも、筆者にとって、こうした自己暗示は、余計に力が入ってしまうこともありました。「否定されたくない」という気持ちを、払拭するために、頑張って唱えるような感覚とでも言いましょうか。

そして、「~してもいい」「~されてもいい」という言葉って、それ自体が、気楽な印象があって、その言葉を口にするだけで、肩の力が抜ける感覚があるんですよね。

もちろん、『引き寄せ』を実践していると、何か好ましくない出来事が起きたときに、「この出来事を引き寄せているのは、私のどんな思考だろう?」と根本原因を追究したくなることもあるかと思うのです。

筆者もまさにそのタイプですし、その考え方自体は、自己分析の一助としても役立つことものになるでしょう。

ただし、「いくら考えても、自分がどんな思考を持っているのかわからない」「何を嫌だと思って、ネガティブな気持ちになっているんだろう」と、余計に混乱してしまうこともあると思うんですよね。もしくは、そんなことを考える余裕や気力さえもわかないということも。

だから、そんなときにはぜひ一度、「~してもいい」「~されてもいい」の言葉の力を借りて、少し思考のストレッチをしてみていただきたいのです。

「嫌な出来事があったっていいじゃない」「人からどう思われたっていいじゃない」「何もしなくたって、何もできなくたっていいじゃない」と。

すると、思考が少しずつほぐされ、やわらかくなり始めた頃にふと、「あ、こうすればよかったのかな」「こうしてみようかな」なんて、今までになかった新たな発想が舞い降りてくるなんてこともあったりするのです。

さぁ、まずは身体の力を、思考の力をぬいてみませんか?

<つづく>







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