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家を建てる選択肢:01ハウスメーカー

「家を建てよう」

そう思ったときの私が考える選択肢をまとめます。(この記事は随時、更新する可能性があります。)

(ほぼ)住宅専門の設計事務所(3~4名)を4年、現在地方のハウスメーカーに勤務している私が考える、選択肢です。

まず、新築の戸建て住宅に住む方法は4つ。今回はそのまず1つ目。


ハウスメーカー(全国・支店展開)に依頼する


テレビCMや広告で目にすること多く、各地域に展示場があるので実際に体験しやすい。営業・不動産・設計施工・アフターと家づくりに関する物事をまるっと全て網羅している。土地も提案してくれるし、設計、施工もしてくれる。ローンの件も相談に乗ってくれる。


私が思うハウスメーカーでの家づくりは、

・相談してから最短半年~1年以内に引っ越したい

・家づくりに関して全てお願いしたい

・規格化されたものから選びたい

・ネームバリューの保証が欲しい

という人はハウスメーカーで家づくりをするのがおすすめです!


大きな特徴は、家は規格化された「商品」。例えば、「無印良品の家」、「UNITE」、「BESS」などが代表的。家の形やコンセプト、使う材料(窓や床材、壁紙)が数種類すでにセレクトされているもの。

上記の3つのようなコンセプトが決まっている家が各ハウスメーカーごとにあり、そこから最初の形を選ぶことから家づくりがスタートする。

そもそも規格化というのは、お客様ごとに新たに一から図面を描かなくても良いということ。ということは、図面を描く時間、現場の職人さんたちと内容を共有したり、確認する時間が大幅に短くなる。そうすると、職人さんたちの作業する手を止めることなく、効率よく家づくりが進みやすい。職人さんも設計士も「前やった○〇の家とここだけが違う」という認識で作業できる。初めてみる新しい問題より、過去問のほうが早く解けるのと同じ。かつ、多くの部材も規格化されているため、現場で新たに大工さんが木材を切り出して作る部分もほとんどない。家づくりにかかる施工時間がぐっと短くなる。

もちろん、規格化住宅だけではなく一から建築士と相談しながらつくる「注文住宅」も選択できる。が、注文住宅のように「規格」から外れるとあまりメリットがない。いつもの流れに乗るからこそ、早く、金額も抑えることができる。イメージとしては、ユニクロでオーダースーツを作ると他の既存のユニクロスーツを買うより割高になり、多少手に届くまで時間が掛かる、けれどよりしっくりくるという感じでしょうか。


もう一つの大きな利点は、「保証」。例えば、担当してくれた地域の支店がつぶれてしまったとしても、他の支店が引き継いでくれる。家は住み始めてから10年すると屋根の塗り替えや住宅設備(トイレや給湯器)の交換や修理など、メンテナンスが必ず必要になる。そんなときに、依頼した会社が生き残る可能性が高い、というのは大きな安心でしょう。


また、大きな規模の会社だからこそ、優れた自社開発した窓や耐震システムがあります。その点は、他のどの形態の会社にも無いものです。そういう点も重視する方は、ハウスメーカーがおすすめです!






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