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急加熱の錯覚

20代前半の頃の話。
無意識下で行っていた人(ターゲット)の落とし方。

前提として、私の容姿は普通です。
美人ではないが愛嬌はあるほうだと思います。
背は低く痩せ型。身なりには気を使うほうです。

当時の私の異性との付き合い方には
ある一定のパターンがありました。

基本が会いたがりなので
仕事が忙しすぎる人をタゲにはせず、
(いつでも電話に出てくれる人は別)
高頻度で会える人が多かったと思います。

初対面でも緊張しないし
基本自分からなんでも喋ります。
相手のことを知るために質問もします。
境界性パーソナリティ障害あるあるだと思いますが
「相手が欲しい言葉」が分かるため、
それをどんどん与えていきます。

第一印象で手応えを感じると
連絡も頻繁に取り、一日5分でもいいから会います。
SNSで繋がっていれば、
自分の姿がチラつくように
SNS上でも絡んでいました。
そうして相手の視界に入る時間を増やし、
私のことを考える時間を
物理的に増やしていました。

恋愛感情及び親近感というのは
「錯覚」なんじゃないかと思っています。

「あの子のことをよく考える気がする」

この錯覚が起きればだいたいもう落ちています。

相手との親密度を猛スピードで高め、

お互いに好き合っているな、
決定打を打てばもう付き合えるな

という恋愛で一番楽しい状態を作るのが
すごく上手かったように思います。

身体の関係を持つことは
私にとってはある意味では特別でした。

女性として意識されているのか。

それを確かめる術だと思っていました。
必要とされている気がしていたので
求められれば関係を持つ、所謂ビッチでした。

でも、女性として意識されている確認が出来れば
もう用がなくなってしまうのです。
急速に加熱させて
急速に冷めていくのです。

それでも不思議と
ただの友達に戻る人が多く、
関係は持ったけど今は友達、
という異性の友人知人が多いです。
(もちろんおかしくなって離れた人もいます)

なんでこんなことを書いているのかと言うと、
悪魔だった当時のことを客観的に見ることで
今の自分はどうなんだろうと
冷静に考えたかったから。

主人と結婚して以降、
異性と二人きりにならないようにしてるし
もうこんなことも必要ないかなと思っています。

すっかり落ち着きました。

主人も上記のように落としたうちの一人ですが、
主人は私の欠けた部分に
ぴったりハマるような存在だったので
「必要ない」と思うことがなかった。
それは今でも変わっていません。
私は主人を失うのが一番怖い。
主人を必要としているし、
主人もそれを分かってくれています。

人間関係の不安定さが
当時の自分の不安定さに繋がっていたと思うので、
人間関係がさっぱりしている現在においては
あまり悩むことがなくなりました。

なにかまだ書き足りない気がする…。

悪魔だった頃の話は、
今後も書いていこうと思います。

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