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ミツバチマップの発見と挑戦

六角形のミツバチマップ(世の中的にはハニカムマップ)を描いて塗り絵にするという試みを始めた。

塗り絵の目的は、課題が解決されていくツールになることだ。

何から書いていいか考えるのも面倒なので、まずは、妻に言いつけられたことをマップに落とし込んでいった。
掃除機をかけること。トイレ掃除をすること。などなど。
やり終わったら、色を塗る。
うん、悪くない。

このときは、町内会の班長になったこともあって、総会への出席や、春の清掃や、町内会費の集金などで忙しかった。
それらもマップにしていった。
引っ越してきたばかりの町内なので、どこに誰が住んでいるのかもよくわからない。
訪ねて行っても留守だったりする。
班の人をすべてマッピングして、会費をもらえたら、色を塗る。
いつ行っても会えない人だけが、白く残る。

こんな風に、プライベート何でもないことからマップにしていった。
とにかく、何も考えずに、気になること、やらなきゃいけないこと、やれていないこと、興味関心があること、家族のこと、仕事のこと、全部を1つのマップに配置していった。

やっていくうちに、どんどん気づきが増していく。

例えば、ToDoリストとの違い。
ToDoリストは、達成すると斜線などを引いて消し込んでいく。
消し込み終わると、通常は、まだ消えてないものを残し、新たなタスクを追加し、更新していく。
前だけを見て、後ろを振り返らない。
常に、やるべきことがこれだけあるという状態を見続ける。

ミツバチマップは、終わったことも色が塗られた状態で残り続ける。
常に、できたこととが見え続ける。
これだけ前に進んだんだな、という実績が可視化される。
また、やり続けると、どんどんマップの面積が拡大していく。
自分の関心の度合いがどんどん形になっていく。
項目ごとに、六角形がつながった島が出来上がっていく。
大きな島と小さな島。
それぞれの島ごとにどういう関連性があるのかも徐々に見え始める。

そして、すべてのことは、最終的にはルーティーンな作業になっていくことに気が付いた。
例えば、初めて参加する町内会の様々な出来事も、1年やってみれば、そのあとは基本的に同じサイクルで毎年繰り返していく。
マップを描くことで、いつの間にかルーティーンが可視化され、去年どうしてたっけ? というありがちな記憶探しの旅とは無縁になる。

こんな風にして、やればやるほど、このマップの奥深さに気が付いていった。
数十項目しかなかったマップは、100を超え、500を超え、2,000を超えた。
すべての日常がここにおさまる。

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