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働きやすい職場にするためにうちの事務所が意識していること

うちの事務所は、離職者がほとんどいません。

パートさんが1人抜けてしまいましたが、それ以外の離職者はいません。
約10年やってきて、13人の事務所ですが、増えはするけれど、減ることはありません。
それが良いか悪いかは別として、結構、凄いことだと思うのです。

たまたま、かもしれません。
誰でもこうすればいいよ、というものでもありませんが、うちの事務所で意識していることを書いてみたいと思います。

① それぞれあだ名で呼び合う

基本的に、事務所内ではあだ名で呼び合っています。
僕も税理士ですが、あだ名で呼ばれます。
普通、税理士事務所だと、先生とか、所長などと呼ばなければいけないと思うのですが、事務所内ではそう呼ばせていません。
これは、うちの代表が、そういうのは嫌いと言って、まだ2人しかいない事務所の時から、僕をあだ名で呼び始めたのが最初でした。
代表は僕のことを、のりちゃんと呼びます。
3人目のスタッフは、僕らより一回りも年下ですが、僕のことを、のりさん、と呼びます。
一応は、ちゃん付けだったり、さん付けだったりという配慮はありますが、先生とか所長と呼ばれることはありません。
この敬称をどうするかで、自分の立ち位置を上にするかしないかが変わってくると思います。
税理士は、偉くない。というのが基本スタンスなので、僕らは事務所内では先生とは呼ばれません。
なので、お客さんからも、滅多に先生とは呼ばれません(笑)。
ほとんどが、苗字にさん付けだったりしますが、お客さんも勝手に別のあだ名で呼んでくる気さくな社長さんもいます。

② いつでも話しかけていいことにしている

うちの事務所では、いつでも話し掛けていいことにしています。
質問でも、雑談でも何でもいいのですが、話していい空気になっていますので、みんな自由に話しています。
もちろん、基本的には事務系のお仕事なので、黙々とやらなければいけないときもあるのですが、誰かが何かをしていても、相談があれば、声を掛けていいよと言っています。
声を掛けやすいように、全体の机をくっつけて、固まっています。
隣り合って、向かい合っています。
仕切りも何もありません。
自然と会話が生まれるようになっています。

声を掛けちゃいけないという事務所もあります。
くだらないことは質問しないで自分で調べて。見ればわかるでしょ。無駄な時間は取らせないで、という事務所です。
机は個々に独立していて、仕切られている。
会話もなく、相談もできず、周りが何をやっているのかもよくわからない。

僕はそれが嫌いだったので、何でも質問していいし、基本的には教えてあげるし、怒りません。
どうでもいい話で盛り上がったりしていますが、僕はオランウータンなので、僕は割と静かです(笑)。

③ 事務所内ではFMラジオが流れている

音もならない、紙がめくる音しか聞こえない事務所もありますが、うちはFMが流れっぱなしです。
秋田は、FM秋田とNHKFMの2局しかFMがないので、基本的にFM秋田を流しています。
ラジオの音で、何曜日の何時ごろなのがわかるのがラジオのいいところです。
作業の邪魔になりません。
ニュースも入りますし、無駄に不安をあおることもありません。
みんなで助け合おうね、みたいな空気感があるのもラジオのいいところ。
そんなラジオを事務所内で掛けています。

④ 類人猿診断をやっている

うちの事務所では、類人猿診断を全員がやっています。
類人猿診断については、こちらの記事を参照のこと。

面白いもので、それぞれがその通りのタイプです。
もちろん、ゴリラさんでも2人入れば、それぞれ人間なのでキャラクターは違いますが、基本的な考え方は、ゴリラさんは同じです。
こういう面白いのがあるんだよ、と話してやってもらったのが最初でした。
みんな面白がって、あの人は、チンパンジーだからね。
あの人はボノボだよね、なんていう会話が当たり前になっていました。

仕事の振り方や教え方もタイプ別で変えています。
ゴリラさんには、丁寧にやり方を教えます。
ゴリラさんに、これ適当にやっておいて、なんて投げると切れられます(笑)。

逆に、オランウータンやチンパンジーさんには、まず投げます。
彼らは、自分なりにちゃんとやりたいタイプなので、あまり手取り足取りは教えません。
ある程度までやってもらって、進まなくなった場合は助け舟を出します。

大切にしている価値観がそれぞれ違うし、それぞれの安心感の感じどころも違うし、仕事のやりがいも違います。
だからこそ、全体としてうまく行くのだと思います。


はい。ということで、今日は、うちの事務所がなんとなく意識していることについて書いてみました。
では、また。


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