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退職読書日記 #20 死にそうになりながら前向きに考える① 2024.5.22~5.26

あんまりな月末だった。
これ書いている6月初めも回復度60%くらい。

こりゃ、一旦整理したほうがいいわ、と思ったので備忘録として書く。

記録として事実はある程度具体的に書こうと思っている。この雑文が関係者の目に留まって身バレ、なんてことはまず起きないだろう。ほぼ誰も読んでいない独り言みたいな書き散らしだし、noteとは縁遠そうなタイプの人達に囲まれているし。

とはいえ世の中には絶対ということはない(という絶対パラドックス)ので、もちろん誹謗中傷となり得ることとか、個人が特定されるようなことは書かない。

だけど仮に、関係者が偶然ここに辿りついて「これ自分じゃん」って気付かれても、まあいいかなぁ。アイツこんなこと考えてたんだなって思われるくらい別にいい。

自分のことが書かれてたらいい気分はしないだろうけど、そこはごめんなさいってことで。

というわけで書いていくぅ!

5月22日(水)
前夜の夜更かしのせいで当然寝坊。ストレッチして、家事。子供の宿題が終わっておらずキリキリしながら一緒にやり、それにより登校班に間に合わず学校まで送る。その後仕事へ。

どう考えても昨夜送られてきたLINEがやっぱり失礼過ぎるだろう、と仕事をしながら悶々とする。悶々TIMEは時間の無駄とわかっていてもやはり「なんなん?」という気持ちが拭えない。

同じ人に同じようなことをされた友人にLINEして「なんなん?」という気持ちを共有し合って成仏させた。

人のこといえたタチではないが、本当に本当に、想像力を欠いた傾聴力のない人と付き合うのはストレスだ。

自分とは立場や置かれた状況が違う人からアドバイスを受けることについて、「よく知りもしないくせに」「じゃあ私のこの状況やってみろよ」とは思わない。それくらいは大人になった。

だって私と違う視座や角度から意見を言ってくれるのはありがたいし、それを聞かなきゃ自分が狭まって頑なになっていくだけだ。

だけど、そのアドバイスをしてくれる人があくまで自分から見える範囲からの意見である、という自覚というか前提に立っていない場合、

つまり思い込みや押し付けの度合いが高い場合、それはアドバイスではなくクソバイスだと判断して私は心のシャッターを下ろす。今回もそうだった。自分の中から閉店ガラガラの音が聞こえた。

…で、そんなこととは全然関係なく私は私の読書生活を生きる。本日のお昼休憩では引き続き西加奈子さんの「くもをさがす」を泣きそうになりながら読んだ。

陳腐な言葉になるけど、生きるってこういうことだ…という尊さと、それに気付くことのできる瞬間を文章で見せてくれるありがたさ。

これはもう、とにかく本当に本当に本当にすごい本で、私の2024年上半期読書では間違いなく一番の本になると思う。面白くて、考えさせられて、感謝の気持ちが湧いてきて、とにかくすごくてすごい。

午後はミーティング三昧。社長からあいかわらず冷たい態度を取り続けられている。

2人きりで部屋にこもってミーティングする時間、自分の呼吸が浅くなっていることに何度も気づいた。

スーパーに寄って帰宅。出張がキャンセルになった夫が学童お迎えと習い事を代行してくれた。助かる。急いでご飯支度。サムギョプサルを失敗した。

風呂に入って、22時には就寝。

5月23日(木)
5時半起床。少し朝活。家事。娘はまた宿題を朝にやる。なぜ繰り返す!仕事へ。

あいかわらず社長の態度がキンキンに冷えてやがって一日しんどい。

別にいいけど、と思うがこうも毎日毎日嫌悪感やイラつきをあからさまにぶつけられると消耗する。一日中緊張状態を強いられているわけだからそれもそうか。学生のころの「ハブられる」感覚を思い出す。

昼休みは変わらず目を潤ませながら「くもをさがす」を読む。そんでまたミーティング。昨日と同じだ。

今日は習い事なし。

5月24日(金)
用あって仕事休み。寝坊。全然朝を大事にできていない。なにはともあれ金曜である。それだけで世界は美しい。

今週は職場で存在を黙殺されるか高圧的な態度を取られるかだったので本当にストレスだった。有休の有無も使い方も教えてくれないし。それって問題では?

家では娘が宿題やりたくないモードが続いて毎日バトルになって、子供がどうというより私の接し方に難ありなんだよなと、自分の母業への適性のなさを改めて自覚してマジ落ち込み。

仕事では圧をかけられ、プライベートではデリカシーのないLINEを浴び、公私ともに気分の落ちる一週間だった。加えて夫と冷戦状態でしばらく口もきいていない。詰み。

気を取り直して朝のうちに接骨院へ。読みかけの本を忘れるというありふれた失態をおかす。

しょうがないのでスマホのkindleに入っていた、作家の石田衣良さんと東大教授である藤原帰一さんの本「世界一ポップな国際ニュースの授業」を電気をビリビリ流されながら読む。序盤からわからないことが出てくる。

お恥ずかしい話だが、私は本当に教養のない女で、国際問題とかその背景とかを知らなすぎる。アメリカの政治とポップカルチャーや映画業界の構造についてなどフムフムと読む。賢い人たちの対談本を読むのが大好きだ。

自分の無知加減を再確認しつつ帰宅。まったくやる気がでず、だらだらしながら家事と読書。久しぶりに昼寝。前回昼寝をしたのはいつだろう?と思いながら微睡む。

多分私は体調不良の時を除いて年に1回くらいしかお昼寝をしない。久しぶりに昼寝したら逆になんか疲れた。寝起きで少しヨガ。身支度して出掛ける。

夕方から都内で友人とごはん。
正確に言えば友人の奥さんで、これから友人になりたい人とごはん、である。焼鳥を食らう。うまし。私はささみわさびを愛す。

いろんな話を聞けて、私も話して、楽しかった。共感と驚きや刺激、つまりシンパシーとワンダーのバランスなんだよな、そのためには常に相手を知ろうと興味を持つこと、そして呼び水となるように自己開示もすることが大事だな、などとわかったようなことを思う。

帰宅したら子供が寝てなくてビビった。早めに寝かしつけることに躍起にならない夫を恨めしくも羨ましくも思う。

5月25日(土)
もちろん寝坊。飲んで帰ってきたし想定の範囲内ではある。朝は子供のスイミングへ。

昨日はたくさん飲んだわけではなく、早めに帰宅したし二日酔いなんてありえないはずなのに、うっすら頭痛がして嫌な予感がする。鼻の奥からずんとくる頭痛で、副鼻腔炎の予兆を感じる。疲れとストレスかな…

とりあえずスイミング待ち時間に買い物を済ませたり、日記やノートを書いたりする。

帰宅後に簡単なランチ。きのことハムでパスタを作る。蒟蒻パスタを使うと体があまり重くならないので気に入っている。

14時からは読書会。一人で会場に向かう。現役高校生から70代の方までいらっしゃって、非常によい時間だった。

70代の男性が30年前に読んでよく理解できなかったという滝口修三の評論を、最近原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読んで繋がり、理解できたと話されていて感動した。

私は「東京ディストピア日記」について熱く語ってきた。

余韻に浸りつつお惣菜など買い物して帰宅。夕飯と風呂を済ませてとっとと寝た。

5月26日(日)
昨夜はベッドで本をぱらぱらしてたら寝てしまって、私の健康を担保するお守りである唇テープをせずに寝落ちしていた。起きたら少々喉が痛い。

唇テープとは医療用のマステみたいな和紙テープを上下の唇を留めるように縦に貼ることで、睡眠時に口がポカンと空いてしまうのを防ぐのだ。これをすると口と喉の乾燥しなくなり、風邪を引く確率がぐっと減った。

副鼻腔炎ぽいときほど喉の乾燥が怖いのでテープをし忘れたのは痛恨のミスだったと反省。でも喉の違和感以外はいたって元気で一日過ごす。


(これが悪夢の始まりとは知らずに。。。)

掃除洗濯、気になっていた家事を済ませてから子供と二人でお出かけ。

子供が自分の自転車で遠くまで行ってみたいという。いつもは私の電動自転車にタンデムするか車でしか行かない図書館へ行くことに。私は自分の自転車で見守り併走する。

まずは図書館に大量の本を返却。子供は大変な読書人間で毎週30~60冊の本を借りている。どさっとカウンターに返却して(私の自転車のカゴは大容量である)、あとからまたゆっくり来ることにして一旦退散。昼ご飯を目指す。

今日は私がどうして行ってみたかった来来亭へ向かう。子供を誘って図書館の最寄り駅から2駅離れた店舗へGO!

この動画を見てから行ってみたくて仕方がなかったのだ。

私は人の読書生活を記録した動画を見るのが変態的に大好きで、飽かずに繰り返し見ている。

この動画の方が来来亭を愛しておられるようなのだが私は行ったことがなく、気になっていた。

店内は家族連れや一人ご飯の方、ご夫婦っぽい方、で大変賑わっていた。

私は味玉ラーメンを、子供はラーメン小をオーダー。味玉半分こ。二人でカウンターで食べられるようになるとは…。成長したなぁとしみじみする。

おいしかった。子供もよろこんで食べていた。濃い味は麻薬である。餃子と唐揚げをテイクアウトしてお土産にする。電車と図書館で迷惑にならないように袋を固く固く結んだ。

また電車と自転車で戻って図書館。子供は目当ての本をハントしに図書館ダンジョンをうろうろ。

私は椅子に座ってカバンから新川帆立さんの「元彼の遺言状」を取り出した。

ちょっと前からちょろちょろ読んでいて、昨日でかなり読み進めて、あともう少しで読み終わりそうなのだった。子供がうろうろしている間に読み終わる。

話題になっていた本をブームが冷めたころに、しかしまだオールタイムベストまではいかず「ちょっと前に流行ったよね」という微妙な時期に読み終わったな、と誰ともなく赤面する。

新川帆立さんに関しては前情報があり過ぎて、「ほんとだー、頭がいい人が書いた上手な小説だあ!」という完全に情報に振り回されたつまらん感想で頭が埋まる。まったく私はつまらなくて俗な人間だよ。

子どもの本を大量に借りて帰宅。重い。風呂に入って、お土産で夕飯にする。

布団に入ったら急に悪寒がしてきた。オカンが悪寒。だんだん気持ち悪くなってきて、お腹も痛い。夜中にトイレにこもる。

きっとラーメンは重くなってきた年齢なんだろう、と思い込む。きっとお腹壊しただけ、、、

ふらふらベッドに戻って、また口テープを忘れて寝た。
翌日から始まる地獄も知らず。。。


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