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幽霊に足がないのは日本だけらしい

どうも、こんにちは。

日本の幽霊といえば足がなく、空中に浮いているのが特徴的です。

これは世界的に見ても珍しく、海外のゾンビなどは普通に足が存在します。

なぜ、日本の幽霊には足がないのでしょうか。


足のない幽霊が誕生した経緯についてはいくつかの説が存在します。

有名なのは江戸時代に天才絵師と呼ばれた円山応挙(まるやま おうきょ)という人が初めて足のない幽霊を描き、それが有名になったという説です。

円山応挙が足のない霊を描いたのは、中国の反魂香(はんごんこう)という話を参考にしたからだと考えられています。

反魂香とは、炊くと煙の中に死んだ人の霊が現れるという伝説のお香です。

霊は煙の中から出てきますが、その際に足元は煙で隠れてしまっています。

その時の状況を忠実に描いた結果、足が隠れた幽霊が描れることになり、これが足の無い幽霊のはじまりになったと言われています。


その他の説はとしては、円山応挙が枕元にかつての妻の霊を見て、その姿を急いで描いたのですが間に合わず、足まで書けなかったという説や、単純に足まで描く分の墨が足りなかった、という説があります。


以上、日本の幽霊に足がない理由についてでした。

それでは、また次回お会いしましょう。


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