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【co-ba Join us Journal】#03挑み続けるチカラを糧に地元でデザインを。

こんにちは!学生インターンのあづあづです♪本日はco-ba takamatsu会員さん紹介企画、「co-ba Join us Journal」(略してco-ba JJ!)第3号をお届けしていきたいと思います!

「co-ba Join us Journal」とは?
多様な働き方や生き方を実現するさまざまな人が集まり、【自分らしく「やりたい」を叶える場所】をコンセプトにしたco-ba takamatsuで、メンバーそれぞれがどのようなチャレンジを実践しているのか。「co-ba Join us Journal」では、この街・この場所で新たなつながりや多様な価値観に出会い、次のステップに導かれる仲間が1人でも多く増えていけば、という想いで私co-ba takamatsuのインターン生であるあづあづが、会員さんにインタビューを実施し、着飾らない表情とともにメンバーの紹介をしていきます。

(↑過去の掲載分はこちらをご覧ください!)

3人目は「グラフィックデザイナー」の石原由貴さんにお話を伺いました!

「あの時の積み重ねが現在の糧となっている」

圧縮済み仕事

ーーー高校生の時、レタリングというデザインされた文字を絵の具と筆、製図用具を使い手作業で描いていく授業がありました。課題の量に圧倒され、訂正の多さに自分の未熟さを感じながら、上手くなりたい一心で取り組んでいたように思います。あの時に培われた細部までこだわり抜く感覚が今も私の力になってくれているんだろうな、と感じます。

プロフィール

matoi デザイナー 石原由貴(Yuki Ishihara)

香川県出身。転勤族で愛媛や牟礼、丸亀など住む場所を転々としながら幼少期を過ごしていた。その後、大学で岡山に進学したことをきっかけに岡山のデザイン事務所に就職。デザイナーとしての経験を積み、2015年に独立。2019年に故郷の香川に帰ってきた。現在はもうすぐ3歳になる男の子を育てながらフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動している。

圧縮済石原さん校正版

works(事業概要)

ーーー石原さんのお仕事について聞かせてください。

グラフィックデザイナーとして活動しています。チラシやパンフレットなど紙媒体のお仕事を中心にやってきましたが、最近はECサイトのバナーやキャンペーンのアイキャッチなど、Webに関する案件も増えてきました。特殊なものでは工事現場に設置される高さ2m、幅20mほどのフェンスにデザインをするお仕事もありました。どんな媒体であれ伝えるべき内容や思いを的確に理解し、デザインに落とし込むことが大切だと思っています。

co-baに入ったきっかけ

ーーーco-baに入ったきっかけを教えてください。

クラウドソーシングでのお仕事の中に、コワーキングスペースのパンフレットを作成するというものがありました。その時に初めてコワーキングスペースという存在を知って。「香川にもあるのかな…?」と思って検索したのちにヒットしたのがこのco-ba takamatsuでした。それまでは在宅で仕事をしていたこともあって、作業が煮詰まってしまうことも多くありました。外に出ることが少ないため、インプットが少ない環境でアウトプットし続けるには限界があり…。働きやすい環境を求めていたことも確かですが、仕事につながるような刺激を得たいという気持ちも、co-baを契約することにつながりました。

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フリーランスとしての子育てや働き方の実態

ーーー子育てをしながら実際にフリーランスとしてどのように働いてきましたか?

フリーランスでお仕事を始めてから息子を出産するまでは、以前働いていた会社から月額報酬の契約でお仕事をいただいていました。産後しばらくは仕事をお休みしていましたが、復帰のお声がけがあり「仕事量も報酬も出産前の半分」の条件で、息子が10ヶ月の時に在宅で育児をしながら1度目の仕事復帰をしました。しかし、イレギュラーが発生する子育てをしながらの仕事は想像以上に難しく…。作業が中断したり、ほとんど進まなかったり。仕事と育児の折り合いがつかなくなっていくのが目に見えてわかりました。そんなこんなで産前の半分の仕事量もこなせず、1度目の復帰はわずか1ヶ月で終わりを迎えました…(笑)

先方の理解が得られたこともあり、再度の休みを経て、息子を保育園に預けられるようになったことをきっかけに2度目の復帰をしました。

復帰してからのお仕事はほぼほぼ0に近くて。月額報酬のお仕事は、子育てをしながらそれに見合っただけのパフォーマンスを出すことが難しいと判断し、再度契約することはありませんでした。そこからは、出産前に登録していたクラウドソーシングサイトでつながっていた数少ないお客様に仕事をいただきながら、それに並行してコンペに参加しました。コンペとは、提示された条件に合わせて制作物を作り、採用された場合それがお仕事として認められ、報酬がいただけるというシステムです。採用されたときはもちろん嬉しいですし、不採用の時は悔しかったです。どの提案も全力で臨んでいたので。採用された案件から長期的なお仕事につながればな…という淡い期待もありましたが、残念ながら単発で終わってしまうことがほとんどでした。けれど、実績を積んでいくにつれて、それを見た別のお客様から仕事の依頼が来るようになりました。結果的に単発で終わっていた仕事が長期的なお仕事に…といったように少しずつ引き受けるお仕事も増えていきました。

圧縮済み会話中

在宅ワークからco-baを契約してみて

ーーー在宅ワークを中心にしていた石原さん。その中で実際にco-baを契約して感じたメリットなどはありますか?

co-baに来ることで仕事のメリハリをつけられることはもちろんですが、新たなインプットや刺激を得られる場所に出会えたと感じています。co-ba takamatsuでは、働くための環境が整っているだけでなく、sha co-ba(co-ba takamatsuで開催している定期交流会)のように誰かとつながることに対して積極的になれる場所を用意してくれています。また、私は本来積極的に人前に出るタイプではないのですが、学生インターンのひろえちゃんが企画してくれたクリエイティ部というイベントでゲストとして登壇し、デザイナーとしての働き方についてお話をさせていただきました。今回のインタビュー企画ひとつにしても、なんだかデザイナーとして活動している私の背中を押してもらえているような気持ちになっています。

(↑石原さんが登壇されたイベントレポートはコチラ!)

(↑co-ba takamatsuが開催している定期交流会sha co-baについてのイベントレポートはコチラ!)

(↑10月開催分のsha co-baに関する詳細です!ぜひ誰でも気軽にご参加ください!)

また、自分のペースで働く場所を選べるようになりました。今までは在宅一択でしたが、その日の自分の生活や仕事の状況に合わせてco-baか在宅かを選べることができるのは、性分が元々マイペースな私にはぴったりだと感じています。


これから挑戦して行きたいこと

ーーーこれからの事業で挑戦していきたいことはありますか?

学生の頃から漠然とデザイナーとして地元香川に関わりたい気持ちがありました。住み慣れた土地は特別な思い入れがありますし、そこで暮らす人たちの生活をデザインで豊かにできたらなー、と思っていました。地元を離れて生活する中で、その思いはずっとくすぶっていました。

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そして今、香川に帰ってきて、少しずつではあるものの生まれ育った場所でデザイナーとして関わることができています。co-ba takamatsuの会員である瀬戸内サニーさんからお仕事をいただいたり、co-ba発の香川の若者と地域がつながるプロジェクトで使用するワークブックをデザインしたりと、co-baでは地元に関わるたくさんのチャンスをいただいています。これからも、co-baでの人脈を活用し、そこからさらに輪を広げながら、デザインという仕事を通して地元に関わっていきたいと考えています。


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(↑co-ba takamatsu会員である瀬戸内サニーさんの会社とのお仕事での制作物)

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(↑co-ba発のプロジェクトで使用するワークブックのデザイン)

最後にちょこっと、石原さんの好きなコト

ーーー石原さん、何か最近ハマっているものはありますか?

姉の家族と一緒に子ども達を連れてデイキャンプに行っています。普段在宅で仕事をしていることもあり、外の空気を感じることはやはり気持ちがいいです。外の空気を吸うという点で言うと、息子と一緒にサンポートを散歩することもあります。他の海辺に比べて危険も少なく、安心しながら散歩できるところがお気に入りです。

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(↑サンポートで散歩する石原さんと息子さんとの一枚)

問い合わせ先

石原さんInstagram

石原さんFacebook


編集後記

いつも優しい笑顔と柔らかな物腰で、たまに私にお菓子をくれたり餌付けをしてくれる石原さん(笑)。今回の取材を通して、その柔らかな笑顔は、環境や状況が変わっていく中でも自分らしい働き方を探り続ける挑戦をやめなかった強さが裏付けられていることがわかりました。また、「自分のペースで働く環境を選べることがフリーランスのメリットである」と話してくれた石原さん自身が、働く場所や時間、一緒に働く人としてco-baを選んでくれているということにも改めて気づくことができました。co-baが仕事をこなす環境として心地よいだけでなく、人とつながれる仕掛けが準備されていたり、次への一歩を踏み出すきっかけとなれるような刺激があるからこそ、誰かに選んでもらえる場所になっているのではないかと感じました!

前回の竹安さんの記事はコチラ↓


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