【働くを問い直す vol.1】 〜 「わたしにとって働くとは自己実現」 〜 SEDONA株式会社/ Telcion株式会社 / PANGEA株式会社 3社社長秘書 黒須友理菜さん
「コミュニティスタッフジャーナル」って？
co-baスタッフの素朴な疑問からはじまる連載記事や、co-ba ebisuでの取り組みを発信・紹介するマガジンです。今回は、所属や職種、年齢などの垣根を超えて集まったco-ba ebisuメンバーの「働く」に対する価値観を、紹介していきます。「働くこと」を問い直すことで、自身の働き方を見つめたり、生き方を考えるきっかけお届けします。
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第1回目は、SEDONA 株式会社/ Telcion株式会社 / PANGEA株式会社の3社の社長秘書、黒須友理菜さんにお話をお伺いしました。
黒須友理菜さん (31) 社長秘書
インタビュー 〜わたしにとって働くとは「自己実現」〜
今日はよろしくお願いします。いまはどんなお仕事をされていますか？
黒須さん：一般的な秘書業務として、スケジュール管理や飛行機の手配、社長のサポート、マネジメント補佐をしています。また、わたしの場合は、ポール（社長）の求めるもの全てをやっていて、仕事はもちろんプライベートでもアシスタントをしていると思います。例えば、彼の恋愛のカウンセリング、家の購入の手配、家の売却の手配なども手伝いました（笑）
（三社ともポールさんが経営している会社で、ポールさんはロサンゼルス在住。黒須さんは遠隔で秘書をしているそう。）
恋愛カウンセリングもですか！？（すごいな...）ちなみに、いまのお仕事はどういった経緯で選択されたんですか？
黒須さん：大学4年生の時、通訳の仕事をしたことがあったのですが、その時自分の強みが生かせるって楽しいなと思いました。同時に、興味があった経営も学べるポジションってなんだろうと思い、社長に一番近い存在である秘書に。新卒で入った会社で、契約者の社長秘書を2年間していて、そのクライアントのひとりがポールでした。この人とならいろんなことに挑戦できそうだなと感じていたので、一定期間、仕事を通して信頼関係を築けるように動きました。ポールは人としても経営者としても魅力があって、彼について行きたいと思ったんです。覚悟を伝えるために、ある日会社に辞表を提出してポールに直談判。それで雇ってもらいました（笑）
すごい行動力！それって、先のことを考えて行動するというよりも、すごく現在軸というか、今基点な感じがしますが、黒須さんはどんな基準で仕事を選んでいるんですか？
黒須さん：破天荒ですよね、わたし（笑） 確かに、職場を選ぶときに割と直感を大事にしているかもしれません。 あとは、自分が生き生きとしていることですかね。それと、今の自分がどういうことができるかなは考えています。その瞬間何ができるか。感じたままに。
最近、好きなことを仕事にすることが良いと考えるひとも増えていると思うんですが「何ができるか」という言葉が印象的でした。その上で、直感を大事するって面白いなあ。
黒須さん：私の場合は、人とのつながりが大事だと思っていて、新しい人と関わる中で自分のできることを見つけていきます。実はいまフリーランスで翻訳の仕事をしているんですが、実は翻訳はあんまり得意ではなくて（笑）だけど自分にお願いしてくれることや、訳したものをみて喜んでもらえるのを見たら頑張りたいなと思うし、やりがいを感じます。
自分が得意なことやできることが楽しさに繋がるんですね。そんな黒須さんにとって「働く」ってどういうことですか？
黒須さん：うーん、そうですね。私にとっての働くは「自己実現」ですかね。他人や会社ではなく、あくまで自分軸。経験を生かして、社会や組織に貢献することは最終的に自己実現につながって、「自分」を確立することに繋がると思っています。「今」の自分のパフォーマンスが発揮できる仕事は秘書ですが、1年後は何をしてるかわかりません。自分を満たして、生き生きと働くことが、周りの人や会社にとって良い影響となり、結果として大きなアウトプットが生まれると考えています。
最後に、co-ba ebisuで働く良さがあれば教えてください！
黒須さん：以前co-baの個室オフィスにいた時は、他の人と関わることは少なく、関わり方も分りませんでした。しかし、BOOTH席に移動してからは、業種職種が異なる人々と関わるようになり、いろんな発見やひらめきが生まれていて、co-baで仕事をする頻度が増えました。また、仕事にいき詰まったり、気持ちを切り替えたい時に、モトヤエクスプレス（黒須さんが足繁く通う代官山駅近郊の珈琲屋さん）に行っています。
今日はありがとうございました！
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〜今の自分に何ができるかを考える〜
好きなことだけではなく「今の自分にできること」を軸に、仕事や働き方を選択することで、自分の力を発揮できたり、それが結果として生き生きとした生き方に繋がったりするという話に、驚きました。働くを考える時、「何がしたいか」を考えがちですが「何ができるか」を考えることも同時にすごく大事だなと感じました。それは会社にとってというよりも、自分が自身を最大限に活かすために必要なことだから。面白いなあ。
次回は、株式会社サイボウデジタル・奥村祥国さんへのインタビューをお届けします。お楽しみに！
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